要介護度は本人や家族の大変さで決まる?実際は「要介護認定等基準時間」という統計指標をコンピュータと専門家会議の2段階で判定する仕組みを解説 要支援・要介護、7段階の区分の違いと、更新を待たず区分を見直せる「区分変更申請」の仕組みもわかりやすく整理 2026.09.16 14:09 公開 執筆者齊藤 慧 「要介護度は、本人がどれだけ自分のことをできるか、家族がどれだけ大変かで決まるはず」——そう思っていると、実際の認定結果に納得できないことがあります。要介護度は、統計的な指標で判定されます。判定はコンピュータの一次判定と専門家会議の二次判定の2段階で、要支援1・2、要介護1〜5の7段階に分かれます。状態が変化すれば更新を待たず区分変更申請もできる仕組みを、厚生労働省の資料にもとづき整理します。 この記事のポイント 要介護度は、本人の主観的な大変さではなく、「要介護認定等基準時間」という統計的な指標で判定されます。 判定は、コンピュータによる一次判定と、専門家会議による二次判定の2段階で行われます。 状態が大きく変化した場合は、更新を待たずに「区分変更申請」を行うことができます。 記事の続きを読む 1/2 出所:厚生労働省「要介護認定はどのように行われるか」を基にLIMO編集部作成 Check! 次のページでは、要支援と要介護で利用できるサービスや担当窓口がどう違うのかを確認しましょう「要支援と要介護は、単に軽い・重いの違いだけ」と捉えていると見落としがちですが、要支援は介護予防を目的とした「介護予防サービス」、要介護は「介護サービス」というように、利用できるサービスの体系自体が区分によって分かれています。 画像と一緒に記事を読む 関連記事 児童手当「高校生まで拡大」は在学中の子だけが対象だと思われがちだが、実際の判定基準は年齢のみ。令和6年10月の拡大の経緯と、経過措置の申請期限を過ぎると遡って受け取れない注意点を解説 「高校生まで拡大」と聞くと、対象は「高校に通っている子」だと思うかもしれません。しかし、児童手当の支給対象を決めているのは、実際には在学状況ではなく「年齢」です。高校に通っていなくても、年齢の条件さえ満たせば対象になります。支給対象が高校生年代まで拡大された経緯と、その正確な判定基準を、こども家庭庁の公式情報にもとづき編集部が整理します。支給対象は、令和6年10月分から高校生年代まで拡大されました。 先進医療は高額療養費の対象になる?技術料は全額自己負担でも、診察・検査・入院料は対象になるという見落としがちな仕組みを解説 「先進医療は高額療養費の対象になりますか」——この質問に「対象外です」とだけ答えると、実は正確ではありません。先進医療が高額療養費の対象になるかどうかを、公的資料にもとづき編集部が整理。技術料は全額自己負担ですが、診察・検査・入院料等は通常の高額療養費の対象です。令和6年度実績の技術料総額や、限度額適用認定証との関係、患者申出療養との違いもわかりやすく解説します。 国民年金や厚生年金の保険料はどう決まる?「標準報酬月額×18.3%」の掛け算だけでは決まらない、令和8年度32等級の仕組みを編集部が丁寧に整理して解説 「厚生年金の保険料はいくらか」を調べようとして、「標準報酬月額×18.3%」という計算式にたどり着いた人もいるかもしれません。この式自体は間違いではありませんが、実際の金額を正確に知るには、もう一つ知っておくべき仕組みがあります。それが「等級」です。厚生年金保険料は、給与を好きな金額でそのまま計算するのではなく、32段階に区切られた「等級」のどれに当てはまるかで決まります。 月15万・20万円もらうには年収いくら必要?厚生年金の計算式から編集部が逆算した「現役時代の必要年収」と、届かない場合の対処法まで詳しく解説 報酬比例部分の乗率5.481/1000を使い、40年加入を前提に必要年収を編集部試算。加入期間の影響や繰下げ受給との関係も整理 LIMOをGoogle検索のお気に入りに登録!詳しくはこちら→ copy URL 関連タグ #要介護認定 #要介護度 #要支援 #違い