3. コードレスヘアアイロン・ヒートブラシ・化粧品などは飛行機で持ち込める?

リチウム電池内蔵のスマートフォンやパソコン、ワイヤレスイヤホン、電気シェーバーは、機内持込み手荷物にも、預け手荷物にもできます。

ただ条件があり、機内持込み手荷物にする場合は、PCやタブレットをカバンなどに入れるときもケースや衣類などで保護すること。手持ちの場合はバッテリーが損傷して発火しないよう注意が必要です。

預け手荷物にする場合は、電源を完全にOFFにし(スリープモードは不可)、ケースや衣類などで保護し固いスーツケースに入れてください。ワイヤレスイヤホンを預け手荷物にする場合は、リチウム金属電池0.3g以下またはリチウムイオン電池2.7wh以下に限ります。

コードレスヘアアイロン・ヒートブラシなど熱を発生する電子機器は、本体から電池を取り外せない、または熱を発生する部分と電池が分離できない場合は持ち込めません。コンセント式の場合は、機内持込み手荷物、預け手荷物にもできます。

化粧品(スキンケア、ヘアケア用)などの液体物は、機内持込み手荷物にも、預け手荷物にもできます。条件として1容器当たり500ml(グラム)以下までで、1人当たり2リットル(kg)以下までなら機内持込み手荷物、預け手荷物ともにできます。国際線ではルールが違う場合があるので確認が必要です。

喫煙用ライター・安全マッチは、機内持込み手荷物にはできますが、預け手荷物にはできません。

条件として、1人につき1個まで持ち込めます。充填用のガスやオイルは、機内持込み手荷物にも預け手荷物にもできません。

酸化カルシウム(生石灰)を水と反応させて発熱する加熱式弁当は、機内持込み手荷物にも預け手荷物にもできません。

そして、電動車いすを使う人は、事前に電動車いすを機内へ持ち込めるのか、手荷物として預ける必要があるのか確認が必要です。電動車いすに搭載されているバッテリーには、次のような危険を生じさせる可能性があるためです。

  • 輸送中の振動などにより、電源が入り、動き出すおそれ
  • 輸送中の気圧や温度の変化などにより、バッテリー内にある硫酸等の電解液が漏れ出すおそれ
  • 輸送中の衝撃などにより、バッテリーが発火するおそれ

国際規則及び国内規則で、電動車いすを飛行機で安全に輸送するためのルールが電池の種類ごとに定められています。

まとめとして、手荷物検査で危険物と見なされるものが見つかった場合、空港のロッカーに預ける時間がないときはその場で放棄しなければいけません。

そうならないためにも、旅行前に利用する空港のホームページを確認するなど、何が持ち込めないのか知ることが大切です。

4. 【監修者のコメント】

長島 迪子

せっかくの旅行前に空港の手荷物検査で大切な物を捨ててしまうのはとても悲しいですよね。

モバイルバッテリーや化粧品など、身近な持ち物でも細かな決まりがあると改めて実感しました。事前によく確認して、ルールを守りながら安心して出発したいですね

5. 【知っておきたい免税店のこと】免税店とは?免税店の基本的な仕組みとルール

空港を訪れた際に、楽しみにしている方も多い「免税店」。

そもそも、免税店とはどんなお店なのでしょうか。また、その仕組みや販売ルールはどのようになっているのでしょうか。

免税は通常生活用の物品に限られ、事業・転売目的は対象外です。同一店舗における1人1日の購入合計額に応じて以下のルールが適用されています。

一般物品(家電、衣類、宝飾品などは5000円以上

消耗品(食品、飲料など)は5000円以上、50万円以下

※消耗品は日本国内での消費を防ぐため、指定された方法で包装(パッキング)する必要があります。

免税店の基本的な仕組みと正しく販売するためのルールについて詳しく知りたい方は、「【知っておきたい免税店のこと】免税店(輸出物品販売場)とは?知っておくべき対象者と物品のルール」にて詳しく解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。

参考資料

髙橋 マナブ