【同じ賃金でも差がつく】「高年齢雇用継続給付」はいくら受け取れる?いつ要件を満たしたかで年「8万6400円」の違い 2026.09.06 13:51 公開 執筆者中島 卓哉 2026年度の老齢年金生活者支援給付金は、給付基準額が月額5620円と前年度より3.2%増額されました。10月は年金の定期支払いがある月にあたり、公的なお金の受け取り方を確かめる機会が重なる時期です。制度の要件には「生計を維持している」「同一世帯」といった言葉が並びますが、同じ言葉でも制度ごとに指すものは違います。この記事では、年金・雇用保険・医療介護の給付を、要件の言葉に注目しながら整理します。 この記事のポイント 老齢年金生活者支援給付金の所得基準は令和8年10月分から引き上げられ、昭和31年4月2日以後生まれは82万6500円以下、それ以前は82万4100円以下。給付基準額は月5620円で前年度比3.2%増 加給年金は配偶者で年24万3800円、これに生年月日に応じて3万6000円から17万9900円の特別加算。判定に関わるのは「生計を維持している」という言葉 要件に出てくる同じ言葉でも制度ごとに指す範囲が違う。この記事の14箇所を数えると、範囲が読み取れたのは10箇所、読み取れなかった4箇所は「世帯」と「生計を維持している」に集まっていた 記事の続きを読む 1/8 出所:日本年金機構「初めて老齢年金を請求するとき」年金請求書(国民年金・厚生年金保険 老齢給付)様式第101号 Check! 次のページでは、老齢年金の受け取りが「年金請求書」の提出から始まることを確認します。要件を満たしていても、この1枚を出さないと振り込みは始まりません。加給年金は配偶者で年24万3800円、年金生活者支援給付金は月5620円。要件の文に並ぶ「同一世帯」「生計を維持している」が制度ごとに何を指すのかも、あわせてみていきましょう。 画像と一緒に記事を読む 関連記事 【2026年10月】「年収106万円の壁」が撤廃予定。週20時間で社会保険に加入し、標準報酬月額8.8万円なら本人負担の保険料はいくらになるのか 厚生労働省の「短時間労働者の社会保険の加入拡大のポイント」によると、いわゆる「年収106万円の壁」と呼ばれてきた賃金要件は、2026年10月に撤廃される予定です。所定内賃金が月額8.8万円以上という要件がなくなり、週20時間以上働く人は賃金にかかわらず社会保険の加入対象になります。この記事では、2026年10月に何が変わって何が変わらないのか、加入後の保険料と将来の年金額について確認していきます。 【年金生活者支援給付金】9月1日から請求書が届きます。日本年金機構が8月31日に公表した「処理に1〜2週間」の見通しと、自治体システムの約3割が移行途上という背景 日本年金機構は2026年8月31日、各地方公共団体のシステム更改等にともない、年金請求書等の審査に必要な住民票情報・所得情報の確認に時間を要する場合があると公表しました。処理期間は通常より1〜2週間程度要することが考えられるとされています。9月1日からは年金生活者支援給付金の請求書が順次届きます。老齢の給付金は3つの支給要件のうち2つが市区町村の情報に頼っており、判定に同じ情報が使われます。 【厚生年金】平均は月15万289円、でも人数がいちばん多いのは「月10万円台」。9月に切り替わる標準報酬月額から将来の受給額を逆算するとどうなる? 月収30万円で40年働いても平均に届かない試算をFAが解説 9月は、会社員の給与から差し引かれる社会保険料が切り替わる時期です。4月から6月の給与をもとに標準報酬月額が決め直され、9月から翌年8月まで使われます。この数字は毎月の手取りだけでなく、将来受け取る厚生年金の額を決める土台にもなります。2026年度に改定された年金額と、厚生年金の受給額が実際にどう分布しているのかを、厚生労働省の最新統計で確認していきます。 LIMOをGoogle検索のお気に入りに登録!詳しくはこちら→ copy URL 関連タグ #シニア世帯 #年金生活者支援給付金 #高年齢雇用継続給付 #公的年金