2026年6月に決定された日本銀行の政策金利引き上げを受け、私たちの生活に密接に関わる住宅ローン金利にも大きな動きが出ています。今月9月、大手銀行の住宅ローン変動型最優遇金利(もっとも条件良く借りられた場合の適用金利)が変更されているところもあります。
本記事では、最新の調査データから見えてくる住宅ローンの実態や、これからの時代を乗り切るための返済ポイントを分かりやすく解説します。
- 2026年9月時点での大手銀行の住宅ローン金利動向と審査金利の仕組み
- 年代別のローン借入額の実態と、変動型・固定型を選ぶ人たちの傾向
- 金利上昇リスクに備えるための3つの対策ポイントとローンの組み方
1. 【2026年9月最新】大手銀行の変動金利「1%超え」続出。審査金利への影響
2026年9月1日時点で、主な大手銀行の変動金利は以下の通りです。
1.1 主な大手銀行《変動金利》一覧
- 三井住友銀行:1.525%
- みずほ銀行:1.025%
- りそな銀行:0.950%
- 三菱UFJ銀行:1.195%
※上記の金利は2026年9月1日の執筆時点のものです。
ご覧の通り、4行中3行が1%を超え、1.5%台の銀行も登場するなど、金利上昇の波が家計へ影響を及ぼし始めています。また、これからローンを組む人が気をつけるべきなのが「審査金利(金融機関が審査用に使う高めの金利)」です。これは、将来金利が上がっても返済を続けられるかを判断するため、3%から4%前後で厳しめに計算されます。昨今は審査基準がより厳しくなる可能性があるため、限度額いっぱいまで借りず余裕を持った計画が重要です。
2. 30歳代ローン「平均1000万円超え」年代別にみる「資産と負債」のピークとは
人生の大きな節目となるマイホーム購入ですが、日本の世帯はどれくらいのローンを抱えているのでしょうか。
2026年7月15日発表の厚生労働省「2025(令和7)年 国民生活基礎調査」によると、全世帯のうち「ローンがある」世帯は23.5%、1世帯当たりの平均ローン額(借入金)は362万5000円でした。
しかし年齢別に見ると、30歳代(30歳から39歳)で1039万9000円とピークを迎え、次いで40歳代の991万円と続きます。50歳代以降は年齢とともに減少していく傾向にあります。
この背景には数千万円単位の住宅ローンが大きく影響しています。人生には育児や介護、思いがけない病気など予期せぬライフイベントも訪れます。日々の生活を圧迫せず、心にゆとりを持てる借入額を設定することが何よりの安心につながります。
