お菓子代の平均はいくらなのでしょうか。毎日のおやつ、仕事の合間のひと口、来客時のお茶請け。お菓子は生活必需品ではないものの、多くの家庭で日常的に購入されています。

1か月にどれくらいの支出になっているのでしょうか。家計調査のデータから年代別に確認し、あわせて節約のポイントも見ていきます。

お菓子代の平均と年代別の違い
  • 1世帯あたりのお菓子代(菓子類)の平均支出金額は1か月6388円
  • 年代別で最多は40~49歳の8739円
  • 最少の29歳以下(4007円)とは2倍以上の差

1. お菓子代の平均は月6388円

統計局が発表している「家計調査 / 家計収支編 総世帯 詳細結果表」「<用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出」(2025年調査)によると、1世帯あたりの「菓子類」に対する平均支出金額は、1か月あたり6388円という結果になりました。

年間にすると約7万6700円です。

これまでご紹介してきた食品カテゴリーと比べてみましょう。

  • 野菜・海藻:7445円
  • 菓子類:6388円
  • 乳卵類:3534円
  • パン:2854円(二人以上世帯)
  • 果物:2775円

菓子類は、野菜・海藻に次ぐ規模です。果物の2.3倍、パンの2倍以上という金額になります。嗜好品でありながら、主食や生鮮食品を上回る支出になっている点は注目に値します。

2. 年代別では40代が最多の8739円

世帯主の年齢別の結果は以下のとおりです。

  • 29歳以下:4007円
  • 30~39歳:6699円
  • 40~49歳:8739円
  • 50~59歳:7082円
  • 60~69歳:6545円
  • 70歳以上:5451円

お菓子代についての支出金額は40〜49歳の世帯が最も多く、次いで50〜59歳の世帯が多いことがわかります。

食べ盛りのお子さんがいらっしゃる世帯だと、特に高くなる傾向にあるのかもしれませんね。

3. 野菜・果物とは逆の「山型」の推移

これまで見てきたデータと並べると、興味深い違いが浮かび上がります。

野菜・海藻と果物は、年齢とともにおおむね増えていく右肩上がりの推移で、70歳以上でピークを迎えます。

一方、お菓子代(菓子類)は40代でピークを迎え、そこから緩やかに下がっていきます。70歳以上の5451円は、40代の8739円と比べて3288円も低い水準です。

つまり、加齢とともに支出が増える食品と、減る食品がはっきり分かれているということです。

お菓子代が40代でピークになるのは、子どもの存在が大きいと考えられます。子どもがいれば、おやつの購入頻度も量も増えます。子どもが独立すれば、その分が減っていくという流れです。

4. 29歳以下でも4007円という水準

最少の29歳以下でも4007円という金額が計上されている点も見逃せません。

野菜・海藻では29歳以下が1670円、果物では492円と、他の年代と比べて極端に低い水準でした。ところがお菓子代(菓子類)では4007円と、平均6388円の6割以上の水準を維持しています。

これは、若い世代でもお菓子は日常的に購入していることを示しています。生鮮食品を買わずに外食や中食で済ませても、お菓子は別途購入するという行動パターンが見えてきます。

コンビニやドラッグストアで手軽に買えること、調理の手間がないこと、少量から購入できること。こうした特性が、若年層でも支出が保たれる理由といえるでしょう。

5. お菓子代を節約するには

月6388円という金額は、年間で約7万6700円になります。決して小さくない支出です。

見直しを考えるなら、次のような視点があります。

  • まとめ買いしたお菓子を「あるから食べる」状態になっていないか確認する
  • 購入する場所を見直す(コンビニは割高になりやすい)
  • 大袋と個包装の単価を比べる
  • 買い置きの量に上限を決める

ただし、お菓子は生活の楽しみでもあります。削ることが目的ではなく、金額を把握したうえで納得して使うことが大切です。

年間7万6700円という数字を知ったうえで、それが自分にとって妥当かどうか。判断の材料として使ってみてはいかがでしょうか。

6. 「お菓子」という分類の広さ

家計調査の「菓子類」には、思いのほか幅広い品目が含まれます。

ケーキ、まんじゅう、せんべい、ビスケット、チョコレート、キャンディ、アイスクリーム、プリン、ゼリー。和菓子も洋菓子も、生菓子も日持ちする菓子も、すべてこの分類に入ります。

つまり6388円という金額は、スナック菓子だけを指しているわけではありません。手土産に買った菓子折り、食後のデザート、夏場のアイス。こうしたものがすべて積み上がった数字です。

40代で支出がピークになる背景には、子どものおやつだけでなく、来客や贈答の機会が増えることも影響しているかもしれません。

自分の家計と比べるときは、こうした品目も含めて計算してみると、実態に近い比較ができます。

7. よくある質問

7.1 お菓子代の平均はいくらですか?

総務省統計局の家計調査(2025年・令和7年)によると、1世帯あたりのお菓子代(菓子類)の平均支出金額は1か月6388円です。年間にすると約7万6700円になります。

7.2 お菓子代は年代によってどのくらい違いますか?

世帯主の年齢階級別に見ると、最も多いのは40~49歳の8739円、最も少ないのは29歳以下の4007円で、2倍以上の差があります。40代をピークに、その後は年齢とともに緩やかに減っていく「山型」の推移です。

7.3 お菓子代を節約するにはどうすればよいですか?

まとめ買いしたお菓子を「あるから食べる」状態にしていないか確認する、購入する場所を見直す(コンビニは割高になりやすい)、大袋と個包装の単価を比べる、買い置きの量に上限を決める、といった工夫が有効です。削ることを目的にせず、金額を把握したうえで納得して使うことが大切です。

8. まとめにかえて

今回は、家計調査からお菓子代(菓子類)への支出を確認しました。

  • 1世帯あたりの平均支出金額は1か月6388円
  • 年代別で最多は40~49歳の8739円
  • 最少は29歳以下の4007円で、2倍以上の差
  • 野菜や果物とは逆に、40代をピークとする山型の推移

嗜好品でありながら、家計に占める存在感は小さくありません。

参考資料

LIMO編集部