厚生年金の受給額をみると、月10万円未満が19.0%、月20万円以上が18.8%でした。

高額受給者よりも、10万円未満の人のほうが多い構図です。単身であれば、この金額がそのまま生活費の原資になります。

本記事では、厚生年金と国民年金の平均月額、そして受給額の分布を割合で確認します。

なお、公的年金の仕組みや平均受給額に関する詳しい解説は、下記の記事より一部を引用・参照しています。

【2026年最新・年金早見表】厚生年金・国民年金はいくらもらえる?平均受給額一覧と手取りのリアル!社会保険料・税金が引かれる「天引き」まで徹底解説
【2026年最新・年金早見表】厚生年金・国民年金はいくらもらえる?平均受給額一覧と手取りのリアル!社会保険料・税金が引かれる「天引き」まで徹底解説
【国民年金+厚生年金】月15万円(年180万円)以上もらう人は何%?平均受給額を一覧で確認!私的年金の見直しで押さえておきたいポイント
【国民年金+厚生年金】月15万円(年180万円)以上もらう人は何%?平均受給額を一覧で確認!私的年金の見直しで押さえておきたいポイント
ココがポイント
  • 厚生年金は月10万円未満が19.0%、月20万円以上が18.8%です
  • 15万円以上の割合は49.8%で、30万円以上は0.12%にとどまります
  • 65歳以上の単身無職世帯の支出は月16万1435円です

1. 【世帯の年金】平均月額でみる厚生年金と国民年金

まず平均額です。厚生年金と国民年金の平均月額について、LIMOの記事「【2026年最新・年金早見表】厚生年金・国民年金はいくらもらえる?平均受給額一覧と手取りのリアル!社会保険料・税金が引かれる「天引き」まで徹底解説」から要点を引きます。

厚生年金の平均年金月額は〈全体〉15万289円、〈男性〉16万9967円、〈女性〉11万1413円(いずれも国民年金の金額を含む)。国民年金は〈全体〉5万9310円、〈男性〉6万1595円、〈女性〉5万7582円です。年金の受給額はこれまでの加入状況によって決まるため、人によって大きな差が生じる点には注意が必要です。

出所:【2026年最新・年金早見表】厚生年金・国民年金はいくらもらえる?平均受給額一覧と手取りのリアル!社会保険料・税金が引かれる「天引き」まで徹底解説

国民年金だけで月10万円以上を受け取るのは、現実的には難しい水準といえます。

2. 【世帯の年金】月10万円未満は19.0%、月20万円以上は18.8%

厚生年金の受給額は、加入期間の長さとその間の収入で大きく変わります。ここからは年金月額の分布を見ていきましょう。

厚生年金の受給額ごとの受給権者数1/2

厚生年金の受給額ごとの受給権者数

出所:厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとにLIMO編集部作成

2.1 【厚生年金】受給額ごとの人数を確認

1万円刻みの受給権者数は次のとおりです。

  • 1万円未満:4万3399人
  • 1万円以上~2万円未満:1万4137人
  • 2万円以上~3万円未満:3万5397人
  • 3万円以上~4万円未満:6万8210人
  • 4万円以上~5万円未満:7万6692人
  • 5万円以上~6万円未満:10万8447人
  • 6万円以上~7万円未満:31万5106人
  • 7万円以上~8万円未満:57万8950人
  • 8万円以上~9万円未満:80万2179人
  • 9万円以上~10万円未満:101万1457人
  • 10万円以上~11万円未満:111万2828人
  • 11万円以上~12万円未満:107万1485人
  • 12万円以上~13万円未満:97万9155人
  • 13万円以上~14万円未満:92万3506人
  • 14万円以上~15万円未満:92万9264人
  • 15万円以上~16万円未満:96万5035人
  • 16万円以上~17万円未満:100万1322人
  • 17万円以上~18万円未満:103万1951人
  • 18万円以上~19万円未満:102万6888人
  • 19万円以上~20万円未満:96万2615人
  • 20万円以上~21万円未満:85万3591人
  • 21万円以上~22万円未満:70万4633人
  • 22万円以上~23万円未満:52万3958人
  • 23万円以上~24万円未満:35万4人
  • 24万円以上~25万円未満:23万211人
  • 25万円以上~26万円未満:15万796人
  • 26万円以上~27万円未満:9万4667人
  • 27万円以上~28万円未満:5万5083人
  • 28万円以上~29万円未満:3万289人
  • 29万円以上~30万円未満:1万5158人
  • 30万円以上~:1万9283人

出所:【2026年最新・年金早見表】厚生年金・国民年金はいくらもらえる?平均受給額一覧と手取りのリアル!社会保険料・税金が引かれる「天引き」まで徹底解説

厚生年金(国民年金を含む)の受給権者を男女全体で見ると、分布は次のようになります。

  • 月額10万円未満:19.0%
  • 月額20万円以上:18.8%

つまり、高額受給者である20万円以上の人よりも、10万円未満の受給権者のほうが多いということです。

公的年金だけで暮らす場合、現役時代と比べて収入は大きく減ります。年金生活が始まってから慌てないよう、早めに資金計画を立てておきたいところです。

2.2 割合でみる受給額の分布

区切りごとの割合を並べると、全体像がつかみやすくなります。

  • 10万円未満の割合:19.0%
  • 10万円以上の割合:81.0%
  • 15万円以上の割合:49.8%
  • 20万円以上の割合:18.8%
  • 20万円未満の割合:81.2%
  • 30万円以上の割合:0.12%

ここで紹介した割合は、厚生年金(国民年金を含む)を受給している人に限ったデータです。

国民年金のみを受け取っている人を含めて全体で考えると、月10万円未満の割合はさらに増え、月20万円以上の割合は下がります。

石津 大希

 

石津 大希

単身の年金は1人分です。年収400万円で40年働いた概算は月14万3688円、65歳以上の単身無職世帯の支出16万1435円との差は月1万7747円、年21万2964円です。数字だけ見れば小さな不足ですが、単身には配偶者の年金という緩衝がありません。住居費の負担が大きければ不足はこの幅では収まらず、自分の年金額がそのまま生活水準を決めます。就労の延長か支出の見直しか、繰下げか。埋める手段を先に決めておきたいところです。