日用品費の平均はいくらなのでしょうか。洗剤、トイレットペーパー、ティッシュ、ゴミ袋、スポンジ、乾電池。1つひとつは数百円でも、気づけばカゴがいっぱいになっている。日用品の買い物には、そんな感覚があります。
こうした「家事用消耗品」に、家庭は1か月でいくら使っているのでしょうか。総務省統計局の家計調査から確認していきます。
- 二人以上の世帯の消費支出は1か月平均31万4001円
- 「家事用消耗品」(日用品費)の消費支出は3802円
- 消費支出全体に占める割合は約1.2%
1. 日用品費(家事用消耗品)の平均は月3802円
総務省統計局が公表した「家計調査報告 家計収支編2025年(令和7年)平均結果の概要」によると、二人以上の世帯の消費支出は、1世帯当たり1か月平均31万4001円でした。
そのうち、ペーパー類や洗剤、ゴミ袋、スポンジ、電池などを含む「家事用消耗品」(日用品費)の消費支出は3802円です。
消費支出全体に占める割合は約1.2%。年間にすると約4万5600円になります。
食費や住居費と比べれば小さな費目ですが、生活を維持するために必ず必要になる支出であり、削りきることができない性質を持っています。
2. 二人以上世帯の消費支出は月31万4001円
まずは家計全体の規模を確認しましょう。
総務省統計局が公表した「家計調査報告 家計収支編」によると、二人以上の世帯の消費支出は、1世帯当たり1か月平均31万4001円という結果になりました。
この31万4001円という数字を分母として、日用品費(家事用消耗品)がどのくらいの割合を占めるのかを見ていきます。
3. 「日用品費(家事用消耗品)」に含まれるもの
この費目には、日常的に使い切って買い足すものが幅広く含まれます。
- ペーパー類(トイレットペーパー、ティッシュ、キッチンペーパー)
- 洗剤類(衣料用、食器用、住居用)
- ゴミ袋、ラップ、アルミホイル
- スポンジ、たわし、掃除用品
- 乾電池
いずれも単価は数百円程度です。月3802円ということは、月に10点前後を買い足している計算になります。
前回ご紹介した「家具・家事用品」全体の支出は月1万3068円でした。そのうち3802円が消耗品ということは、残りの約9300円は家具・家電などの耐久財や食器類ということになります。
4. 地味な費目だからこそ効果が持続する
家事用消耗品は、節約の対象として語られることが多い費目です。その理由は、次の3つの性質にあります。
ひとつは、購入頻度が高いこと。月に何度も買う機会があるため、単価を下げれば効果が積み重なります。
ふたつめは、代替がききやすいこと。ブランドを変えても機能に大きな差がないものが多く、切り替えのハードルが低い分野です。
みっつめは、保存がきくこと。まとめ買いや詰め替え品の活用によって、単価を下げやすい性質があります。
具体的な工夫としては、次のようなものがあります。
- 詰め替え用を選ぶ(本体より2割前後安いことが多い)
- 大容量パックの単価を比較する
- 特売日やポイント還元日にまとめて購入する
- 使う量そのものを見直す(洗剤の量、ペーパーの使い方)
5. 「まとめ買い」が裏目に出ることも
一方で、まとめ買いには注意点もあります。
単価が下がっても、使い切れなければ意味がありません。とくに洗剤類は、開封後に品質が変わるものもあります。
また、大量のストックがあると「まだあるから」と使い方が雑になり、消費ペースが上がってしまうこともあります。安く買った分だけ多く使ってしまえば、支出は変わりません。
置き場所を決めて、その範囲に収まる量だけをストックする。このルールにすると、支出と在庫の両方が管理しやすくなります。
6. 世帯人数によって変わる日用品費の負担
月3802円という数字は、二人以上の世帯の平均です。
日用品の消費量は世帯人数にほぼ比例します。トイレットペーパーもティッシュも洗剤も、使う人が増えれば減るペースは速くなります。
4人家族であれば、この平均を上回るのが自然です。逆に夫婦2人であれば、平均を下回ることも十分にあり得ます。
自分の家計と比べるときは、世帯人数の違いを踏まえたうえで判断するとよいでしょう。人数が多い世帯ほど、詰め替えや大容量品の活用による節約効果は大きくなります。
7. 日用品費(消耗品費)を管理するシンプルな方法
家事用消耗品は品目が多く、1つずつ管理しようとすると煩雑になります。そこでおすすめなのが、月の予算枠だけを決める方法です。
月3802円という平均を目安に、自分の世帯なら4000円、5000円といった枠を設定します。買い物のたびに記録する必要はなく、月末に合計額を確認するだけで十分です。
枠を超えた月があれば、何を買ったかを振り返る。下回った月が続けば、枠自体を下げてみる。この繰り返しで、無理のない水準が見つかります。
日用品は「必要だから買う」ものであり、我慢して減らすものではありません。適正量を適正価格で買えているかどうか。その視点で眺めるのが、続けやすい管理の仕方といえます。
8. よくある質問
8.1 日用品費の平均はいくらですか?
総務省統計局の家計調査(2025年・令和7年)によると、二人以上の世帯の「家事用消耗品」(日用品費)の消費支出は1か月平均3802円です。消費支出全体31万4001円に対する比率は約1.2%で、年間では約4万5600円になります。
8.2 日用品費にはどんなものが含まれますか?
トイレットペーパーやティッシュなどのペーパー類、衣料用・食器用・住居用の洗剤類、ゴミ袋やラップ、スポンジなどの掃除用品、乾電池などが含まれます。家具や家電といった耐久財は含まれません。
8.3 日用品費を節約するにはどうすればよいですか?
詰め替え用を選ぶ、大容量パックの単価を比較する、特売日やポイント還元日にまとめて購入する、使う量そのものを見直すといった工夫が有効です。ただし、使い切れない量のまとめ買いは結果的に割高になるため、置き場所を決めてその範囲に収まる量だけをストックするのがおすすめです。
9. まとめにかえて
今回は、総務省統計局の家計調査から日用品費(家事用消耗品)の支出を確認しました。
- 二人以上の世帯の消費支出は月31万4001円
- 「家事用消耗品」(日用品費)の消費支出は3802円(消費支出の約1.2%)
- 年間では約4万5600円
小さな買い物の積み重ねが、年間4万円を超える支出になっています。レシートを一度見返してみると、意外な発見があるかもしれません。
参考資料
LIMO編集部