こちらはもとになる写真はありませんが、暑いときの猫は確かにこんな感じになります。

 

暑さですっかり溶けています。でろーん

 

気の抜けた表情。クーラーかけてあげてー。


変わったフィギュアを造るめーちっさいさんはどんな人?

めーちっさいさんの名の由来は、ご自身の目が小さいからだそうです。関西弁風ですね。めーちっさいさん独自の「隠れた部分を省略して見える部分だけを立体化する」ということを始めた理由をお聞きしたところ、次のようにお答えくださいました。

「もともとは被写体と何かが重なって別のものに見えるおもしろ写真を立体化していたのですが、そうしていると立体空間を素直にそのまま平面で捉えることに慣れてきました。それで今度は、写真に写っていない部分もそのままないことにすることでおもしろくできるのはと思い、造るようになりました」

漫画やアニメーションのキャラクターをフィギュア化するときの「平面を立体にする」という造形とは逆の発想と言っていいのでしょうか。写真に写し取られた立体空間を平面として捉え、見えないけれど存在するだろうと推測できる部分を敢えて推測せずにないことにしてしまうというのです。

すると本稿の最初に掲載した「先日助けていただいた猫です」のように二足歩行の直立猫になったり、「猫の幼虫」ができたりするのですね。平面と立体の関係を、一般とは異なった方向から見ると、こんなにおもしろい! 

まとめ

最後にめーちっさいさんの作品をもうひとつ、拝見しましょう。

「『お客さん、全然凝ってないけど何しに来たのん?』『・・・・( ˘ω˘)スヤァ』

「猫のマッサージ店は今日も大忙しなのである。といった感じのフィギュアを作りました。大丈夫。疲れてるとかじゃないです。」

 

黒白猫さんがトラ猫さんの背中をふみふみマッサージします。

 

トラ猫さんもキジトラ猫さんも、とても気持ちよさそうです。黒白猫さんのマッサージ店は大繁盛です。


黒白猫さんがトラ猫さんやキジトラ猫さんをふみふみマッサージ。見ている私たちまでマッサージしてもらったように癒やされる作品です。

めーちっさいさんはこのように猫などの動物をたくさん造っておられますが、「今後はオリジナルのキャラクターや動物以外のフィギュアにも挑戦したい」とおっしゃっています。

次に拝見できるのはどんなフィギュアでしょうか。めーちっさいさんの新しい作品が楽しみですね!

衛澤 創