独自のフィギュアを生み出し、写真を撮ってTwitterに投稿を続けている人がいます。その人はめーちっさい(@meetissai)さん。Twitterを始めた頃の2015年は絵を描いたり木彫りの作品を造っておられましたが、2016年3月に人生初のフィギュアという「ゴリチュウ」なるムキムキマッチョのピカチュウを披露されました。
その後、手描きアニメや動画の投稿などもなさってマルチクリエイター振りを発揮。その中で特に注目したいのが「写真をもとに見える部分だけを立体化してしまった」フィギュアです。
”見たままそのまま”のフィギュアを見てみよう
「写真をもとに見える部分だけを立体化」とはどういうことなのか、まずはめーちっさいさんのツイートをごらんください。
「先日助けていただいた猫です」
もとになっているのは、こちらを見上げる猫さんを正面上方から撮った写真。見える部分を見えるままに、しかし見えない部分は大胆に省略して造形するという独特の技法です。すると、後ろから見たフィギュアは二足歩行のよう。
このような奇想天外なフィギュアを造り出すめーちっさいさんのクリエイティブは唯一無二と言えましょう。
かわいい……!? 猫フィギュアの数々
めーちっさいさんはご自身も猫と一緒に暮らしておられる猫好きの様子。フィギュアのモチーフにも猫が多く選ばれています。でも、フィギュアの猫たちは私たちが知っている猫とは少し違います。かわいくて奇妙な猫を続けてごらんください。
「猫がカラスに変身する瞬間をフィギュアにしてみました。熱出た時とかに見る夢で出てきそうです。」
正面から見ると、自分の真後ろにいる人を見返る黒猫。首をかしげた感じで、片方の耳がちょこんと飛び出ています。しかし台座をくるりと左に90度まわすと、ずんぐりしたカラスがこちらを向いている姿に!
飛び出した猫の耳が、左に90度まわしてみるとカラスのくちばしになってしまうのです。でもカラスのおしりからは猫のしっぽが……。
「粘土が余ったので猫の幼虫を作ってみました。 配色のミスも相まってキモさが増しました。 キモかわです。」
ふかふかの猫毛の中に手足が隠れたキジトラ猫が横たわる様子が立体化されています。写真では見えない手足もしっぽも省略されてしまった猫の姿は、まるでカブトムシか何かの幼虫のよう。でも顔は猫の安らかな寝顔。まさにキモかわ!
「暑さに負けた猫を作ってみました。」
変わったフィギュアを造るめーちっさいさんはどんな人?
めーちっさいさんの名の由来は、ご自身の目が小さいからだそうです。関西弁風ですね。めーちっさいさん独自の「隠れた部分を省略して見える部分だけを立体化する」ということを始めた理由をお聞きしたところ、次のようにお答えくださいました。
「もともとは被写体と何かが重なって別のものに見えるおもしろ写真を立体化していたのですが、そうしていると立体空間を素直にそのまま平面で捉えることに慣れてきました。それで今度は、写真に写っていない部分もそのままないことにすることでおもしろくできるのはと思い、造るようになりました」
漫画やアニメーションのキャラクターをフィギュア化するときの「平面を立体にする」という造形とは逆の発想と言っていいのでしょうか。写真に写し取られた立体空間を平面として捉え、見えないけれど存在するだろうと推測できる部分を敢えて推測せずにないことにしてしまうというのです。
すると本稿の最初に掲載した「先日助けていただいた猫です」のように二足歩行の直立猫になったり、「猫の幼虫」ができたりするのですね。平面と立体の関係を、一般とは異なった方向から見ると、こんなにおもしろい!
まとめ
最後にめーちっさいさんの作品をもうひとつ、拝見しましょう。
「『お客さん、全然凝ってないけど何しに来たのん?』『・・・・( ˘ω˘)スヤァ』
「猫のマッサージ店は今日も大忙しなのである。といった感じのフィギュアを作りました。大丈夫。疲れてるとかじゃないです。」
黒白猫さんがトラ猫さんやキジトラ猫さんをふみふみマッサージ。見ている私たちまでマッサージしてもらったように癒やされる作品です。
めーちっさいさんはこのように猫などの動物をたくさん造っておられますが、「今後はオリジナルのキャラクターや動物以外のフィギュアにも挑戦したい」とおっしゃっています。
次に拝見できるのはどんなフィギュアでしょうか。めーちっさいさんの新しい作品が楽しみですね!


















