3. インデックス投信選びで避けたい5つのこと
363本に絞られていても、選び方でつまずくところは決まっています。
3.1 コストを確認せずに選ぶ
同じ指数に連動する商品でも、信託報酬は商品ごとに違います。保有している間ずっとかかる費用なので、積み立てる期間が長いほど差が効いてきます。
目論見書や運用会社のページで、まず信託報酬の率を確認してください。
3.2 投資対象を知らずに「人気だから」で選ぶ
ランキングの上位にあるという理由だけで選ぶと、どの国の何に投資しているのかを知らないまま持ち続けることになります。値下がりしたときに、なぜ下がったのかも分かりません。
3.3 ひとつの地域やテーマに集中しすぎる
特定の国や業種に偏ると、値動きが同じ方向にそろいます。上がるときは大きく上がりますが、下げるときも一緒に下がります。
3.4 短期の値動きで売買を繰り返す
積立は時間をかけて買い付ける前提の方法です。値動きを見て売ったり買ったりを繰り返すと、その前提が崩れます。
売却した分の非課税保有限度額は翌年になってから復活します。すぐに枠が戻るわけではない点も、頻繁な売買が向かない理由のひとつです。
3.5 似た投信をいくつも重ねて持つ
分散したつもりで複数の商品を買っても、中身が同じであれば分散にはなりません。指数が同じであれば、投資している先も重なります。
4. 対象商品は入れ替わることがある
最後に、この363本という数字の扱い方についてです。
4.1 届出一覧は随時更新されている
つみたて投資枠の対象商品届出一覧は、金融庁のウェブサイトで随時更新されます。今回の363本は2026年8月18日時点の数字です。
新しく届け出られる商品もあれば、外れる商品もあります。積立を始めるときは、その時点の一覧で対象になっているかを確認してください。
5. まとめにかえて
つみたて投資枠の対象商品は、2026年8月18日時点で363本でした。内訳は指定インデックス投資信託286本、アクティブ運用投資信託等68本、ETF 9本です。
選ぶときに避けたいのは、コストを確認しない、投資対象を知らずに人気で選ぶ、地域やテーマに偏る、短期で売買を繰り返す、似た商品を重ねて持つ、の5つです。いずれも商品の良し悪しではなく、選び方と持ち方の問題になります。
まずは信託報酬と投資対象の2つを見比べるところから始めてみてください。対象商品の一覧は金融庁のウェブサイトで確認できます。