新NISAのつみたて投資枠で積立を始めようとしたとき、最初に迷うのが商品選びです。

ただ、選べる商品は無制限ではありません。金融庁が2026年8月18日に更新した届出一覧によると、つみたて投資枠の対象商品は363本です。国が一定の基準で絞り込んだ、その範囲から選ぶことになります。

この記事では、対象商品の内訳を確認したうえで、インデックス投信を選ぶときに避けたい5つのポイントを見ていきます。

ココがポイント
  • つみたて投資枠の対象商品は363本。指定インデックス投資信託286本、アクティブ運用等68本、ETF 9本
  • つみたて投資枠は年120万円まで、生涯の非課税保有限度額は1800万円
  • 同じ指数に連動していても信託報酬は商品ごとに違う。まずコストを確認する

なお、新NISAの制度に関する詳しい解説は、下記の記事より一部を引用・参照しています。

【新NISAシミュレーション】月10万円×15年積立+放置で資産はどう化ける?月3万円の少額戦略も公開
【新NISAシミュレーション】月10万円×15年積立+放置で資産はどう化ける?月3万円の少額戦略も公開

1. つみたて投資枠で買えるのは363本

まず、選択肢がどれだけあるのかを確認します。

1.1 対象商品は3つに区分されている

金融庁が公表している「つみたて投資枠対象商品届出一覧」によると、2026年8月18日時点の対象商品は指定インデックス投資信託が286本、指定インデックス投資信託以外の投資信託(アクティブ運用投資信託等)が68本、上場株式投資信託(ETF)が9本です。

合計すると363本になります。もっとも多いのは指定インデックス投資信託で、全体の約8割を占めます。

1.2 絞り込まれているのは長期の積立に向く商品

つみたて投資枠の対象になるには、金融庁が定める要件を満たして届け出る必要があります。そのため、この枠で買える商品はあらかじめ範囲が決まっています。

なお成長投資枠で投資できる商品は、これとは別に定められています。同じNISA口座でも、枠によって選べるものが違う点は押さえておきたいところです。

約8割が指定インデックス投資信託で、ETFは9本にとどまります1/2

約8割が指定インデックス投資信託で、ETFは9本にとどまります

出所:金融庁「つみたて投資枠対象商品」をもとにLIMO編集部作成

2. つみたて投資枠は年120万円、生涯で1800万円まで

商品の話の前に、枠の大きさも確認しておきます。

2.1 年間の投資枠と生涯の限度額は別のもの

つみたて投資枠で1年間に投資できるのは120万円までです。これとは別に、NISA全体で生涯にわたって非課税で保有できる限度額が1800万円と定められています。

非課税で保有できる期間に期限はありません。この点について、LIMOの記事「【新NISAシミュレーション】月10万円×15年積立+放置で資産はどう化ける?月3万円の少額戦略も公開」から要点を引用しておきます。

つみたて投資枠の年間上限額は120万円です。そのため、毎月10万円ずつ積み立てることで制度の上限まで活用できます。これを15年間続けると、非課税保有限度額1800万円に到達します。

出所:【新NISAシミュレーション】月10万円×15年積立+放置で資産はどう化ける?月3万円の少額戦略も公開

熊谷 良子

363本という数字は、多いと見るか少ないと見るかで印象が変わります。少なくとも「無数のなかから選ぶ」状況ではないので、絞り方を決めれば手が止まりにくくなります。