新幹線が停車する3つの駅の、意外な佇まいを捉えた写真が、X上で話題になっています。

投稿したのは、「@yy_so_hu_lit」さんです。

当ポストには執筆時点で10万9000件を超えて表示されており、「我が上田駅はどうでしょうか?」「掛川駅は北口と南口で外観が変わる」といったコメントが寄せられています。

そこで、LIMO編集部は話題の「@yy_so_hu_lit」さんに取材。気になる投稿の経緯やSNSでの反響について、インタビューしました!

※今回ご紹介する投稿は、投稿者様の掲載許可を頂いております。

八重樫 友美
新幹線の駅というと、多くの人が大きな駅舎や多くの利用客でにぎわう様子をイメージするかもしれません。しかし、実際には新幹線が停車する駅にもさまざまな姿があり、今回紹介する3駅のように、どこか落ち着いた雰囲気を感じさせる駅もあります。駅ごとの個性に注目してみると、普段とは違った鉄道の楽しみ方ができそうですね。

今回の記事では、「新幹線駅に見えない新幹線駅」として投稿された厚狭駅・東広島駅・掛川駅の写真とともに、投稿のきっかけやSNSで寄せられた反響をご紹介します。あわせて、JR旅客6社の収入と営業キロについても見ていきます。
この記事の3つのポイント
  • 「新幹線駅に見えない新幹線駅」として、3つの駅を投稿
  • SNSでは駅舎への驚きの声や、全国各地の「新幹線駅に見えない駅」を挙げる声が続々
  • JR旅客6社の収入と営業キロの傾向

1. 新幹線が停車する3つの駅を並べてみると…

「日本三大"新幹線駅に見えない新幹線駅" 厚狭/東広島/掛川」そんなコメントとともに投稿されたのは3枚の写真。

そこに写っていたのは、山口県の厚狭駅、広島県の東広島駅、静岡県の掛川駅でした。

いずれも新幹線が停車する駅ですが、写真を見ると、それぞれどこか落ち着いた雰囲気。大きなターミナル駅とはひと味違う佇まいが印象的です。

投稿のきっかけについて伺うと、@yy_so_hu_litさんは青春18きっぷで旅行中、小腹がすいたことから厚狭駅で途中下車したのだそう。

新幹線が停車することは知っていたため大きめの駅を想像していたものの、実際に訪れてみると、思ったよりローカルな駅だったのだとか。

そこで、以前訪れた掛川駅と、かつて自宅の近くにあった東広島駅を並べて「新幹線駅に見えない新幹線駅」として投稿してみたのだと話します。

そんな3つの駅を並べた投稿は、SNSで大きな反響を呼びました。

2. SNSでは全国各地の駅を挙げる声が続々

掛川駅2/5

掛川駅

出所:@yy_so_hu_lit

ポストには多数のいいねに加え、リプライ欄には

  • 「厚狭駅、パッと見小学校みたいに見えます」
  • 「東広島駅って道の駅tpか小さいサービスエリアの見た目なんだよな……」
  • 「大宮駅東口も新幹線乗入れしてるとは思えない地味さがある しかも全国乗入れ路線本数第2位なのに」
  • 「新花巻と燕三条もなかなかです…」

など、小学校や道の駅のように見えるという方から、全国のローカルっぽい駅を挙げる方など、多くのコメントが寄せられました。

投稿の反響を受け、「在来線時代に使われていた駅舎がそのまま新幹線開業後も利用されていたり、裏口の駅舎が簡素だったり、また地理的制約により大きな駅舎を作れないところなどを紹介してくださる反応があり、新たな発見になりました」と振り返る投稿主さん。

さまざまな駅の情報が集まるのも、SNSならではの醍醐味ですね。

3. 厚狭・東広島・掛川には意外な共通点も

今回登場した厚狭駅・東広島駅・掛川駅には、実は「新幹線の請願駅」という共通点があります。請願駅とは、地元自治体などが鉄道会社に要望することによって設置される駅のこと。掛川駅と東広島駅は1988年、厚狭駅は1999年に新幹線の駅として開業しました。

国鉄分割民営化以降、東海道・山陽新幹線では、新富士駅・掛川駅・三河安城駅・新尾道駅・東広島駅・厚狭駅の6駅が請願駅として開業しています。

請願駅では、駅の設置を要望する地元側が建設費を負担することが基本とされています。今回紹介した3駅は所在地や開業した新幹線の路線こそ異なりますが、いずれも地域からの要望を背景に誕生した新幹線駅という共通の成り立ちを持っています。

4. 著者からの一言コメント

八重樫 友美
新幹線が停車する駅と聞くと、大きな駅舎を想像してしまいますが、駅によって雰囲気はさまざま。今回の3駅のような意外な佇まいを知ると、旅先で駅そのものにも注目してみたくなりますね。各地の駅を巡って、それぞれの個性を見比べてみるのも楽しそうです。

5. 鉄道ファンなら知っている?JR各社の旅客運輸収入と営業キロはどれくらい?

ここからは記事の話題にちなんでJR各社の旅客運輸収入と営業キロについてご紹介します。

令和4年度の鉄道統計年報によると、JR各社の旅客運輸収入と営業キロはJR東日本が1兆4317億6257万5000円、7302.2キロでともに首位でした

。収入では1兆699億7878万6000円のJR東海、6945億4122万3000円のJR西日本が続きます。一方、営業キロは4903.1キロのJR西日本、2372.3キロのJR北海道が続きます。

注目すべきはJR北海道で、旅客運輸収入は585億8040万9000円で6社中5位にとどまる一方、営業キロは3位の長さです。

路線網の長さに対して収入が少なく、1キロあたりの利益が低い傾向にあります。

今回はXで話題になっている「新幹線駅に見えない新幹線駅」をご紹介しました。

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参考資料

八重樫 友美