うっかりお札を破ってしまった、ポケットに入れていた1万円札を洗濯してしまった、という経験はないでしょうか。
「もう使えないのでは」と不安になりますが、実はお札にも硬貨にも、国が定めた正式な交換のルールがあります。
知らずに捨ててしまうと、本来戻ってくるはずだったお金を失うことにもなりかねません。
この記事では、破れたり燃えたりしたお札・硬貨がどのような基準で交換してもらえるのか、そしてどこに持ち込めばよいのかを解説します。
1. 破れたお札は「残っている面積」で判断される
破れたり汚れたりしたお札は、元の状態からどれくらいの面積が残っているかによって、交換してもらえる金額が変わります。
券面(お札の表面)の3分の2以上が残っていれば、全額として交換してもらえます。
1万円札であれば1万円、5千円札であれば5千円として扱われます。
3分の2には届かなくても、5分の2以上残っていれば半額での交換となり、1万円札なら5千円を受け取れます。
一方、残っている面積が5分の2に満たない場合は、お札としての価値がなくなり、交換してもらうことはできません。
この基準は、表と裏の両方の面がそろっていることが前提になっている点にも注意が必要です。
1.1 燃えて灰になってしまった場合は
火事などでお札が燃えて灰になってしまった場合でも、諦める必要はありません。
その灰がお札であったことを確認できれば、面積の判定に含めてもらえる仕組みになっています。
複数の紙片に分かれてしまった場合も、同一のお札であると認められれば、面積を合計して判定されます。
損傷したお札の引換え基準1/2
出所:日本銀行「損傷銀行券の引換基準」をもとにLIMO編集部作成