噂先行で敬遠されがちなPTA役員。しかし、役員を引き受けたことでよかったこともたくさんあるようです。

・縦割りのため、クラスだけでなく学年を越えた知り合いができた。同じ目的をもって行動していたため仲間意識も強く、上の学年の保護者が親身になってアドバイスをくれた。

・先生と顔を合わせる回数も増えるため、子供の学校での様子がリアルにわかるようになった。男子は家に情報を持ち帰らないため、学校への出入りは貴重な情報源だった。

・まだ発表されていない段階で学校の細かな日程が知れた。直前に連絡がきて仕事の調整に困ることが多かったので、スケジュールの調整がしやすくなった。

・見ているだけでは苦労がわからなかったが、実際自分が実行する側になり、いかに工夫して行われているかを知ることができた。皆さんに感謝しかない。

やらない作戦を練るよりも、どう乗り切るか考えてみよう

いくらメリットがあっても性格的に役員は向いていない、などと考える人もいるでしょう。また、育児や仕事でそんな時間ない!と思うかもしれません。しかし、役員を引き受けてくれる人もそれは同じ。自信がないのであればその旨を伝えてみたり、時間がないのであれば単発で終わる係や、自宅で作業ができるものなどないかリサーチしておくなども効果的です。ただ、介護があったり、転勤の予定がハッキリわかっている場合などは正直に話すことで、角が立たずに済む場合もあります。

なんとなくのイメージで怖いと思ってしまうPTA役員。そこにいるのは敵ではなく、子供たちの保護者です。ただ敬遠するのでなく、自分に無理することなく引き受けられる方法が見つかるといいですね。

LIMO編集部