まずは、自分が最終的に目指すところは何か、そうなるためには何をすべきかを考えるためにキャリアプランを作ってみましょう。キャリアプランとは、自分が望む将来の理想像を設定して、それを実現するために「これからどのような経験を重ねるべきか」「どのような知識・スキルを身につけていくのか」ということを直近の行動レベルまで落とし込む長期的な計画です。

キャリアプランを構成する大きな項目は以下の通りです。

1. 人生のビジョン
仕事だけでなく家族のことも含めながら、何歳で何をするか、どんなポジションを目指すのかという目標を考えます。

2. ビジョンの実現に必要なもの
前項のビジョンを実現するために必要な知識・経験・スキルなどを具体化します。

3. 現状とのギャップ、それを埋めるためのアクション
目標をかなえるために何をすれば良いのかを考えます(資格取得・スキルアップなど)。

4. アクションを実行するためのキャリアパスのプラン(就職、職場での昇格、異動、転職)
前項で具体的にしたアクションを実行するのにふさわしい職場とキャリアパスを考えます。

キャリアプランを導入している企業もあるので、作ってみたことがあるという人もいるかもしれません。しかし、会社主導の場合、当然その会社に所属することが前提となります。

その会社が自分に合っていて、条件面なども満足していれば良いのですが、そうではない場合、自分の人生の目標を達成するためにも、転職や独立などを視野に入れながら「自分の人生」にフォーカスしたキャリアプランを作ってみてはいかがでしょうか。

新卒で入社した企業がすべてではなく、もっとやりがいを持って働けたり、活躍できる場所があるかもしれません。大切なのは「自分のキャリアは自分で決める」という姿勢です。

おわりに

無理をしてまでやめたくなる職場に勤め続ける必要はありません。我慢をしすぎて体調を崩したり、精神的なダメージを負うことになったら、自分の人生を狂わせることになってしまうからです。

大切なのは自分のキャリアプランを考えてブレない軸を持つこと。転職するにしても、「逃げの転職」で終わることがないように、最終的な自分のビジョンに近づける会社を選ぶことを意識しましょう。

LIMO編集部