新卒で入社した企業がブラック企業だったり、自分に合わなかったりということは誰にでもあり得ます。そこで今回は、「もうやめたい!」と思ってしまう職場の体験談や最近話題の退職代行サービス、転職を考えるときに役立つキャリアプランの概要について紹介します。

やめたくなる職場とは?

まずは、職場環境に嫌気がさしているという声を集めてみました。

気づいた人が損をする職場

「仕事量が多いのに仕事の振り分けが曖昧で、気がついた人が仕事をやらなければいけない雰囲気。みんな見て見ぬ振りだし、上司も誰かやってくれると放置状態で、結局いつも自分がやることになる。かといって評価が良くなったり、給料が増えたりするわけではなく損した気分になるばかり」

パワハラ&セクハラが混じり合う職場

「ノルマが達成できないと大声で怒鳴られたり、アポが取れるまで帰ってくるなと言われたり、上司からのパワハラがひどい。しかも飲み会では聞くに耐えない下ネタのオンパレード。セクハラもキツイけれど相談する相手もいない…」

男性優位な職場

「同じ成果をあげていても、評価されるのは男性ばかり。女性はなかなか昇格させてもらえないし、育休を取った人で管理職になっている人はいない。時代錯誤で古い体質の職場でやる気が失せている」

広がりを見せる退職代行サービス

実際に会社をやめようとするとき、通常なら自分でその旨を上司や人事に伝えたり、諸手続きを行います。しかし最近は、退職をしたい人に代わって退職希望の旨を会社に伝えたり、退職届や貸与品等を会社宛てに返却する作業を郵送で行う退職代行サービスというものもあります。

このサービスを利用する退職希望者のメリットは、会社を辞めるにあたり出社したり、会社の人と接点を持たずに済むこと。40代〜50代の世代から見みると、「お世話になった会社に対して誠意がない」「辞めるなら自分で言うのが筋」という意見もあるかもしれません。

ただ、利用者には退職を自分から言い出しにくい環境で働いていたり、辞めさせてくれないというケースもあるようです。また、費用が3万円〜5万円程度など比較的安価なものもあることも、退職代行サービスが広がりを見せている一因と見られます。

自分のキャリアは自分で決める

上記のように、かつてよりも仕事をやめて軌道修正がしやすい時代になりました。しかし、ただ嫌だからやめるということでは将来のキャリアアップにつながらないどころか、転職にとってマイナスになることも。