たとえば証券マンの営業が疎まれるのは、こういうところに原因の一つがあるような気がします。営業マンの知識は十分でも、きちんと噛み砕かれた説明でないためにわかりづらく、聞いているお客さんは情報過多の状況に陥っているのではないでしょうか。

それで「何でもいい、よくわからないからオススメで」と商品を選び、納得しないまま商品を買ってしまうことになるんですよね。納得しない商品が少しでも値下がりして損が出ると、当然不満が生じます。こういうことは、私たちの日常にもよくあるのではないでしょうか。

まとめ

こうしてみると、人間は不思議なものですよね。私たちがどんなに客観的に判断しようと思っても、なかなかそうはいかないようです。大事なことを判断するときには、自分の中にある先入観や思い込みを自覚し、できるだけ客観的なデータや情報に基づいて判断するように心がけてみてはいかがでしょうか。

大塚 ちえ