「損する人」の行動パターン:お金に関する勘違いや選択ミスとは?

これくらいのことであればいいのですが、もっと重要なことになると事情が変わってきてしまいますよね。たとえば「50%の確率で当たるくじ」であったとしても、自分の目の前ではずれくじを引いているのを見ると「やっぱり当たらないんだ」と思ってしまい、くじを引くのをやめてしまう、というようなことです。当たりくじとはずれくじが同数ずつ入っているとわかっていても、直前に得た情報で私たちの判断は変わってきてしまうのです。

このように、客観的な情報よりも直前に得た情報に左右されるということは、私たちの生活に大きな影響を与えているのではないでしょうか。もしお金に関する重要な判断を迫られているときには、直前に得た情報に左右されるのではなく、いったん立ち止まって客観的なデータや情報に基づいて判断するようにしたいものですね。

情報過多の状況に陥ると、まともな判断ができなくなる

人間の頭は、私たち自身が思うよりもずっと簡単に混乱します。たとえば、人間の頭はなんの脈絡もなく言われた数字7個を覚えるのが限界だと言われています。人によってその数に多少の上下はあるものの、そのくらいが限界なのだそう。それ以上言われると覚えきれずに順番を間違えたり、別の数字に記憶を置き換えたりしてしまうと言われています。

営業をやったことのある人だとピンとくるかもしれませんが、お客さんに懸命に説明しているのに「で、結局何が一番いいの?」と言われたことはありませんか。それは相手にとっては情報が多すぎて、混乱している状態ということです。

当然ながら、自分もそうなってしまう可能があります。あまりに多くの情報を与えられると混乱して、理解が追い付かなくなってしまい、「結局何がいいの?」「どれがオススメなの?」と思うようになってしまうというわけです。その状態に何か言われると、「じゃあそれでいいや」と思ってしまい、与えられた答えでGOサインを出してしまうかもしれません。

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執筆者
  • 大塚 ちえ
  • コラムニスト/ファイナンシャルプランナー

AFP(アフィリエイテッド・ファイナンシャル・プランナー)資格保有。新卒から一貫して証券会社に勤務し、国内株やFX、CFD、先物・オプションなどデリバティブ商品の営業企画に従事。スポーツと音楽が趣味。金融機関勤めで得た知識と経験で、貯金・節約から投資までお金に関する悩みに向き合う。「くらしとお金の経済メディア LIMO」のほか、「Mocha」「DRESS」「CHANTO WEB」などに執筆。