今も昔と変わらず人気の大企業。誰もがその名を知る会社から内定がもらえるというのはうれしいものです。しかし、高収入を狙える環境を手に入れたはずの若者が、入社後わずか数年で退職してしまうという事態も多くあるそう。はたからみればもったいない!と思ってしまいますが、一体何があったのでしょうか。
大企業だから起こる「こんなはずじゃなかった」
中小企業と比べ、大企業だからこそ起こる悩みとは何なのでしょうか。
・同期がとにかく多かった。優秀な大学を卒業している人や、英語にとにかく秀でた人など、スキルの高い人に囲まれ自分が出世できる未来が描けなかった。
・部署がとにかく細かい。幅広く活躍したいと思っていたが、やれることが限られていた。1つの部署に何年もいなくてはならず、オールラウンダーになるまで何年もかかると思った。
・転勤が世界規模だった。憧れの地はとにかく人気が高く、とても自分に周ってくる感じではなかった。「どうやって暮らしていくのだろう」と思う国も含まれていて、やっていける自信がなくなった。
・人数が多い分、管理職の椅子の取り合いも激しい。本社にずっといられる人間はごくわずかだと知り、老後が不安に。
やれることが大きいからこそ、実際の仕事内容は細かく細分化されていたり、やらなくてはいけないことも多いようです。また出世競争が思った以上に大変、という声も。