3. AN-S152の実力を検証!森林公園の小川の水を浄水してみた

ここからは、実際にAN-S152を使用して、セットアップのしやすさや浄水スピード、屋外での使い勝手をチェックしていきます。

今回は神奈川県大和市の「泉の森」 を流れている小川の水を使用し、アウトドアでの利用を想定して検証しました。

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筆者撮影

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3.1 シンプルな設計なのでセットアップも簡単

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使用する前には、まず本体に給水ホース、排水ホース、フィルターを取り付けます。ホースをそれぞれ指定された位置に接続するだけなので、初めて使用する場合でもセットアップにほとんど時間はかかりませんでした。

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工具なども必要ありませんが、本体のホース挿入口のカバーは小さく本体と分離しているため、取り外した後に紛失しやすいです。筆者もレビュー時に草むらに落として探す羽目になったため、すぐキャリーケースに収納するなどした方がよさそうです。

3.2 初回起動時は数秒待つ必要がある

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準備が整ったら、給水フィルターを水源に入れて電源をオンにします。するとポンプが動作し、浄水がスタートします。

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初回使用時は内部に残った空気を抜く必要があるため、起動後は数秒ほど待つ時間があります。災害時など初めて使用する場面で慌てないためにも、事前に自宅で給水と排水がうまく作動するか、テストをしておくようにしましょう。

3.3 500mLの浄水にかかった時間は約46秒

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浄水を行う際には、所要時間も気になるところです。AN-S152は濾過のスピードが早く、フィルターで水が滞留することもほとんどないため、浄水された水が排水ホースを入れた容器に勢いよく注水されていきました。

500mLの水を確保する時間は約46秒。このスピードなら、飲料水や調理用の水を効率よく確保したい場面でも役立ちそうです。

3.4 動作音はするものの、屋外では気にならないレベル

電動ポンプを搭載しているため、使用中は「ブーン」という動作音が発生します。もっとも音量はそこまで大きくなく、通常の利用シーンである屋外ならほとんど気にならないレベルでした。

3.5 長めのホースは便利だが、取り扱いには注意

AN-S152の給水ホースは十分な長さがあり、水源から少し離れた場所に本体を設置できる点は便利です。一方で、屋外ではホースが地面に触れやすいため、泥や砂などが付着しないよう注意が必要です。

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また、排水ホースには容器へ固定するためのクリップが付いていますが、クリップは小さめで、容器に取り付けた際には、少し外れやすい場面がありました。水をためる容器を安定した場所に置くなど、使用時には少し工夫するとより快適に使えます。

3.6 浄水後は見た目以上に臭いの変化を実感

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今回は比較的きれいな小川の水を使用したため、浄水前から大きな濁りはなく、見た目の変化はわずかでしたが、臭いについては明確な違いを感じました。浄水前に感じた泥臭さが大きく軽減され、浄水後の違いを実感できました。

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浄水した水を一度沸騰させ、冷やしてから飲んでみたところ、臭いだけでなく味にもクセがなく、まろやかな口当たりだったのが印象的でした。

安全のために浄水前の小川の水との比較は行いませんでしたが、代わりに飲み比べた「家庭の蛇口から出てきた浄水していない水」よりは明らかに飲みやすく、個人的には市販のミネラルウォーターと比べても大きな違和感はありませんでした。

AN-S152は多少濁りのある水にも対応できる性能を備えています。ただし、メーカーでは渓流や湧き水、流れる川水などでの使用を推奨しており、海水や塩水、工業汚染水、生活排水などには使用できないとしています。

安全に関わる製品だからこそ、使用できる水源を理解したうえで使用するようにしましょう。

4. ガジェットライターのひとこと

大蔵 大輔

実際にレビューして、特に印象に残ったのは使いやすさと手軽さです。準備に時間がかからず、誰でも簡単に使いこなすことができ、浄水についてもスイッチひとつ押すだけなので、防災用アイテムとして非常に優秀だと感じました。

モバイルバッテリー代わりになることは紹介しましたが、AN-S152はライトも搭載しており、点滅でSOSを知らせるモードも備えています。一台三役の防災アイテムとして荷物を減らすことができるのも、うれしいポイントでした。

防災アイテムは性能も重要ですが、どんな状況でも持ち出せて、かつ使いこなせるものでなければ意味がありません。AN-S152はそうした要素を兼ね備えており、とりあえず防災バッグに入っていれば、大きな安心を得ることができそうです。

参考資料

大蔵 大輔