孫息子だけに愛情を注いだおばあちゃんの哀しい末路

子や孫への偏愛には要注意

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町内会での集まりなどで初老の夫婦と顔を合わせる筆者の母は、会合のたびにいつも孫息子自慢をされると苦笑いを浮かべていました。

「おじいちゃんのほうは無口だし平等なんだけど、おばあちゃんの方がね」と漏らすのです。どうやら大人しく慎重な性格の孫娘とは合わないらしく、陽気で明るい孫息子の話ばかりしてくるので、周囲にいる人は適当に話を聞き流していると教えてくれました。

習い事に関してもあれこれ口出しをしているらしく、「お金は出すから孫息子に色々習い事をさせて才能を引き出したら? と娘に言っても意見を無視される」とそのおばあちゃんが不満顔で嘆いてたそうです。筆者の母は、「私たち他人にも話をしているくらいだから、本人たちの前だとさらに態度はハッキリしているだろうね」とお姉ちゃんのことを気にかけていました。

祖父母の家に寄りつかなくなったお姉ちゃん

筆者が大学進学で実家を離れると、初老の夫婦と孫たちのことを耳にする機会もなくなりましたが、たまに思い出すこともありました。数カ月経って大学1年の夏休みに帰省すると、母が表情を曇らせて私に近づいてきて突然言うのです。「今年は、お姉ちゃん来てないみたい」と。

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執筆者

公立大学を卒業後、大手学習塾で講師を6年間務める。塾講師と自らの子育ての経験を元に教育関連の記事を執筆するほか、個人ブログ「透明教育ママ見参!!」やYouTubeチャンネル「透明教育ママ 中山まち子」で情報発信をしている。「くらしとお金の経済メディアLIMO」のほか、「アーバン ライフ メトロ」「アクセス進学」に連載中。