4. 元銀行員が伝えたい、40歳代おひとりさまの資産づくり3つのポイント

中本 智恵
お金は、置き場所を決めるだけで動きが変わります。まずは「そなえるお金」がいくらあるかを確かめ、足りなければそこから整えてみませんか。

40歳代のおひとりさまの貯蓄額は、平均859万円、中央値は100万円でした。中央値を見ると、これから本格的に資産形成を始める方も多い年代といえるでしょう。

銀行で家計相談を担当していた経験から、40歳代のうちに意識しておきたいポイントを3つご紹介します。

まず大切なのは、投資よりも先に生活防衛資金を確保することです。病気や転職など、予想外の出来事に備え、生活費の6か月~1年分をすぐに引き出せる預貯金として準備しておくと安心です。

次に、貯蓄や資産運用は「先取り」で行うことをおすすめします。給与が入ったら一定額を自動で貯蓄用や新NISAなどの運用口座へ振り分ける仕組みをつくれば、無理なく資産形成を続けやすくなります。

最後に、昇給やボーナスがあった際は、その一部を将来のための資産形成に回す習慣をつけましょう。収入が増えた分をすべて生活費に充てるのではなく、一部を貯蓄や投資に回すことで、老後資金を着実に積み上げることができます。

40歳代は、老後までまだ時間を味方につけられる年代です。無理に資産を増やそうとするのではなく、「備えるお金」と「育てるお金」のバランスを意識しながら、ご自身のペースで資産形成を進めていきましょう。

参考資料

中本 智恵