友人の結婚式で肩甲骨がえらいことに!

この漫画をお描きになったのはエッセイ漫画を中心に活躍中のweb漫画家・も~(@mori2ta)さん。この漫画もまたエッセイ、つまり実録なのです。

友人の結婚式に参加する機会が巡ってきて、以前に着たドレスを改めて着てみたところ、肩まわりが以前よりも何だか肉厚に。でもボレロを羽織ったらきっと大丈夫……と思いきや、何だか強そうな人が鏡の中に出現。

という試着過程を経て、一抹の不安がなきにしもあらずの結婚式に出席し、新郎新婦のスライドショーを見ようというその瞬間、事件は起こりました。何とかチャックをしめたドレスが「パァァァァン」と裂けてしまいます。

ボレロを着ているから大丈夫……のはずが、かがむと肩甲骨が「えらいこと」に。

ドレスの生地がことのほかしっかりしていて、裂けた部分がピンと開いてボレロを持ち上げてしまい、肩甲骨から翼が開いたかのようなシルエットをつくり出してしまったのです。

「かがむとヤバイな!?」という友人の指摘がなければ、えらいことになった肩甲骨が衆目を集めていたかもしれません。

「あるある」だった? たくさんの共感コメントにびっくりのも~さん

友人の結婚式でのハプニングをエッセイ漫画に描いたも~さんにお話を伺いました。

ドレス試着の顛末を既に漫画に描いていたも~さん、結婚式の最中にドレスが裂けてしまった経験も「絶対、漫画にしてやろう」と思ったとのこと。しかし式の真っ最中は、背後のことで自分からは見えないし、「どんなことになっているかわからないのでハラハラした」とおっしゃっています。

その一方で「せっかくの友人夫婦のスライドショーを見逃すのは嫌でしたから、画面に集中することにしました」という厚い友情を熱く語ります。恥は一時のもの、思い出は一生のもの。も~さんはきっと賢明な選択をなさったのです。

「友の結婚式と目覚めし肩」はTwitterに投稿されてからリツイートが7万件、いいねが21万件を越える反響がありました。コメントもたくさんついています。「笑いました」、「元気が出ました」というよろこびのコメントのほかに、同様の経験をした人が身近にいますという人や似た体験をした人も。

この反響にはも~さんご自身がとても驚かれて、次のようにコメントなさっています。

「自分で思った以上に『あるある!』と共感いただいてたいへん驚くとともに、ホッするような、うれしい気持ちになりました。『あるんだ?!(笑)』って。握手したくなるような気持ちですね」

実は本稿筆者も「裂けた」ことがあります。しゃがんだ途端にズボンの尻が「パァァァァン」です。小学生時代の掃除中のことで、そのまま終業まで学校にいました。衆目の中で裂けることについては大変共感します。

も~さんのエッセイ漫画よりぬき3作

先ほどもチラリとご紹介しましたが、も~さんは大阪にお住まいのweb漫画家。ご自分やご家族のこと、日常のことをメインとしたエッセイ漫画をたくさん描いておられて、Twitterやブログを中心に作品を発表なさっています。

その中から3作お借りして、紹介させて頂きます。「友の結婚式と目覚めし肩」に負けない楽しさの漫画をお楽しみください。