お金に関する知識は、なぜか学校では学びませんよね。大事なことなのに、親や周りの大人がたまに口にする一言二言から学ばなくてはならない状況です。そのため日本でお金のことを学ぶのはハードルが高いと思われがち。そこで今回は、学校では教えてくれないお金の話について紹介します。

「お金をつくること、ふやすこと」は情報戦

お金をふやしたいと思ったとき、あなたは何をしますか。「こうやって貯金してみようかな」「ああやって節約してみたらいいかな」などと、自分の持っている知識の中だけでなんとかその状況を解決しようとするのではないでしょうか。

それではお金はふえません。お金をふやすということは情報量の戦いなのです。情報を多く仕入れればその中に有益な情報が混じっています。それを拾い集めてこそ最強の武器ができるのです。

もちろん、使いすぎな部分があればそれを削ることも大切ですが、それだけでは今までより無駄が減るだけで元のお金から量はふえません。お金をふやすには新たな情報が必要なのです。

情報戦と言いましたが、なぜか銀行の言うことは信じて、証券会社や保険会社が言うことは信用しないという人もいます。しかし、それでは新たな情報は出てきません。

信用しないというポリシーならそれでもいいですが、話を聞くだけ聞いてもいいはず。彼らの提供してくれた情報の中にも有益なものがあるかもしれません。情報を活かすも殺すも自分次第。与えられた情報で何を考えるかです。

好き嫌い、善悪の印象や思い込みといった先入観でキャッチできる情報は変わってきます。人間は面白いもので、たとえば「投資は怖い」と思っていれば投資関連の情報は入ってきにくくなり、結果的に投資に疎い人ができあがります。

「投資のことはよくわからないから」と言う人がいますが、それはその人が投資に対していい印象を持っていなかったことが原因である場合が多いもの。有益な情報があったとしても、無意識のうちにキャッチする情報を選択しているのです。

これは怖いことだと思いませんか。自分の関心のあることしか自分のレーダーに引っかからないので、お金に関する有益な情報をキャッチしようと思っていなければいつまで経っても有益な情報は入ってこないまま、「うまく貯金ができない」「お金が増えない」と嘆くばかりになってしまうのです。

保険に加入する前に考えるべきこと

独身のうちは親が決めた保険に加入しているとか、自分では保険に加入していなかったという人も、結婚や出産を機に保険に加入しようと考えることが多いのではないでしょうか。

保険に加入していれば安心、とつい思ってしまいがちな私たち日本人。「保険はお守りのようなもの」と思って保険に加入することも多いと思います。しかし、「お守り」は持っているだけで安心、保険も「お守り」だから加入するだけで安心、と思うのはちょっとのん気すぎるかもしれません。