9月20日〜26日は「動物愛護週間」。改めて動物たちとの向き合い方や保護活動について考えてみたいところです。
海外のSNSでは、犬や猫などの動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿が注目を集めています。
今回、LIMO編集部がピックアップするのは、海外で動物保護をしているPlanet PawsibleさんのInstagramアカウント「@planet.pawsible」の投稿。
会陰ヘルニアを患い、排尿も困難な状態だった犬「ケリー」が、保護された後、手術や治療を経て元気を取り戻していく様子を動画で紹介しています。
本記事では、執筆時点で2045回再生、約110件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をご紹介します。
また記事中では、動物たちをレスキューする現場で欠かせない存在である、獣医師や動物看護の年収についても紹介します。
※投稿の画像は【写真】をご参照ください。
1. 【会陰ヘルニアを患っていた犬】排尿も困難な状態だったケリー
話題になっているのは、会陰ヘルニアを患い、排尿も困難な状態だった犬「ケリー」を救助し、手術を経て元気を取り戻すまでの様子です。
動画の冒頭で映し出されたケリーの姿は、お尻の一部が大きく腫れ上がった状態。その様子は見ているだけでも痛々しく、とても辛そうです。
どうやらケリーは「会陰ヘルニア」を患っており排尿が困難な様子。さらに膀胱閉塞、尿道の屈曲も見られる状態であったことも伝えられています。
2. 【手術を乗り越えた犬】元気を取り戻したケリー
無事に保護団体によって保護されたケリーは、手術を受けることに。ケリーのそばには、以前から一緒に過ごしていたという仲良しの犬の姿も。
不安な時間を少しでも和らげるかのように、寄り添う姿がとても印象的です。言葉を交わすことはできなくても、お互いを気遣っているような2匹の様子に胸を打たれます。
無事手術を受けたケリー。術後の経過は良好なようで、動画の後半では元気に歩きまわる様子も映し出されていました。
元気な姿を取り戻したケリー。これからもお友達とともに、穏やかな毎日を過ごしてくれることを願わずにはいられません。
――以上、海外のSNSで話題のワンちゃんでした。
3. 著者からの一言コメント
4. 「奇跡の回復」を最前線で支えるプロフェッショナルたち
ケリーが辛い状況から立ち上がり、再び穏やかな日常を取り戻せた背後には、保護団体の尽力はもちろんのこと、適切な手術や治療を施した獣医療チームの存在が欠かせません。
動物たちの命を救い、心身のケアを行うためには、獣医師の高度な専門知識と、動物看護師による細やかなサポート体制が不可欠です。
しかし、こうした感動的な命のバトンの裏側で、最前線に立つ専門職の労働環境や待遇面には、まだ多くの課題が残されているのが実情です。
ここからは、動物たちの命を救う現場を経済的な側面から支える、獣医師および動物看護師のリアルな待遇や年収データについて詳しく見ていきましょう。
5. 「命を救う現場」を支える専門職の経済的リアル。獣医師・動物看護の年収はいくら?
厚生労働省「令和7年 賃金構造基本統計調査」を元にした就業者統計データによると、全国の獣医師の平均年収は680万5000円(平均年齢38.7歳)、動物看護従事者の平均年収は351万9000円(平均年齢38歳)です。
ハードな業務に対して動物看護師の過半数が給料に不満を抱く実情もありますが、2022年の愛玩動物看護師国家資格化などを背景に、今後の待遇改善や推移が注目されています。
同じ38歳前後という年代でありながら、獣医師と動物看護師の年収には大きな開きがあります。
ここで注目したいのは、同じ年代でありながら両者の差がおよそ1.9倍にのぼる点です。専門性と資格の違いが、そのまま年収差として表れていると読めます。実際、日本動物看護職協会の調査では、給与に『不満』『非常に不満』と答えた方が合わせて54.5%と過半に達しています。ただ、2022年に『愛玩動物看護師』が国家資格化されたことは、担い手の専門性に裏づけを与え、参入のハードルを設ける動きでもあります。こうした資格化は、一般に中期的な待遇の下支え要因になりうると私は考えています。
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