海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がYouTubeで注目を集めています。
今回ご紹介するのは、海外で動物保護活動を行っている「The Asher House」のYouTubeアカウント「@theasherhouse_」の投稿。
今回は、保護施設から迎えられたものの、先住猫との関係がどうしてもうまくいかず、悩んだ末に再び保護施設へ託すことになった犬を動画で紹介してくださっています。
執筆時点で4万6000回再生、約6770件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。
また記事中では、レスキューされた動物たちの回復に欠かせない存在である獣医師や動物看護の年収についても解説していきます。
※投稿の画像は【写真】をご参照ください。
1. 【先住猫と相性が合わなかった犬】再び保護施設に託されることに
海外のSNSで、先住猫との関係がうまくいかなかったシニアのバセット・ハウンド「ヘイリー」が、保護施設へ託される様子が紹介されています。
飼い主は約2か月前、カリフォルニアの動物保護施設からヘイリーを迎えました。愛情深く元気なヘイリーを大切に育てていましたが、先住猫を激しく追おうとすることがあり、家の中でもリードをつけて過ごさせていたそうです。
しかし、トレーナーにも相談しましたが状況は改善せず、猫とのトラブルの後はご飯を食べなくなったり、猫が何時間も家へ戻らなくなったりと、双方の生活に影響が出ていたことから投稿者さんの保護施設へ託すことになりました。
「本当に素晴らしい子なんです」と別れを惜しむ飼い主を見た投稿者さんは、「すぐに里親募集を始めるわけではないため、もし気持ちが変わった場合にはヘイリーを迎えに来る時間も十分にある」と伝えました。
施設ではヘイリーの繊細な一面にも配慮し、まずは穏やかな犬を数匹ずつ紹介するなど、新しい環境に慣れるためのサポートを行う予定だといいます。
ネット上では、「飼い主さんがヘイリーをとても大切にしていたことが伝わってくる」「できることを試したうえでの決断だったと思う」と、別れを選んだ飼い主さんに寄り添う声が多く寄せられています。
――以上、海外のSNSで話題のワンちゃんでした。
2. 著者からの一言コメント
犬と猫は一緒に暮らすことができますが、必ずしもすべての犬と猫が仲良くなれるとは限りません。年齢や性格、これまでの生活環境などによって相性は異なるため、それぞれの様子を見ながら慎重に慣らしていくことが大切です。
特に先住猫がいる家庭に新しく犬を迎える場合は、最初から同じ空間で過ごさせるのではなく、まずは別々の部屋で生活させ、お互いの存在やにおいに慣れてもらいましょう。猫は環境の変化を嫌うため、今まで家にいなかった犬が現れることでストレスになるおそれがあります。実際に対面させる際も焦らず、先住猫のペースに合わせて進めることに加え、猫が犬から離れて落ち着ける場所や逃げ場を確保しておく必要もあります。
それでも、時間をかけても相性が合わないケースはあります。今回のヘイリーの飼い主さんも、家の中でリードを使用したり、トレーナーに相談したりと工夫を重ねていました。双方が安心して暮らせることを第一に考え、場合によっては生活環境を見直すことも必要です。ヘイリーにも相性の合う環境が見つかり、これから幸せに過ごせることを願っています。
3. 「命を救う現場」を支える専門職の経済的リアル。獣医師・動物看護の年収はいくら?
厚生労働省「令和7年 賃金構造基本統計調査」を元にした就業者統計データによると、全国の獣医師の平均年収は680万5000円(平均年齢38.7歳)、動物看護従事者の平均年収は351万9000円(平均年齢38歳)です。
ハードな業務に対して動物看護師の過半数が給料に不満を抱く実情もありますが、2022年の愛玩動物看護師国家資格化などを背景に、今後の待遇改善や推移が注目されています。
同じ38歳前後という年代でありながら、獣医師と動物看護師の年収には大きな開きがあります。
ここで注目したいのは、同じ年代でありながら両者の差がおよそ1.9倍にのぼる点です。専門性と資格の違いが、そのまま年収差として表れていると読めます。実際、日本動物看護職協会の調査では、給与に『不満』『非常に不満』と答えた方が合わせて54.5%と過半に達しています。ただ、2022年に『愛玩動物看護師』が国家資格化されたことは、担い手の専門性に裏づけを与え、参入のハードルを設ける動きでもあります。こうした資格化は、一般に中期的な待遇の下支え要因になりうると私は考えています。
4. 今読まれている【小泉 柚乃のおすすめ記事】3選
4.1 耳が聞こえず目にも障害を抱えた犬が保護施設へ サポートを受けながら新たな家族を探すことに
耳が聞こえず目にも障害を抱えた犬が保護施設へ サポートを受けながら新たな家族を探すことに
SNS上ではペットに関する投稿が時に注目を集めます。今回はThe Asher HouseのYouTubeに投稿された、聴覚や視覚に障害を持つ白いシャーペイの「キャス」が保護施設で新たな生活を始める感動の様子を紹介します。障害犬との適切な接し方やハンドサインによる合図に加え、お迎え前に知りたい犬猫の月平均おやつ代や費用を抑えるポイントまで徹底解説します。
4.2 ジャンプ力が落ちた子どものコモンマーモセットが来院→成長期に大切なことに「毛で覆われているけど日光浴必要なんだ」の声
ジャンプ力が落ちた子どものコモンマーモセットが来院→成長期に大切なことに「毛で覆われているけど日光浴必要なんだ」の声
コモンマーモセットって、皆さんご存知ですか?コモンマーモセットは、南米ブラジルの東部などに生息する、手のひらに乗るほど非常に小さなサルの一種です。そしてSNSでは「ジャンプ力が落ちたコモンマーモセット」の動画が、Instagramで注目を集めています。投稿したのは、@yinanobeさんです。当投稿は執筆時点で17.1万回再生されるなど話題となっています。記事後半では、ペットの年間にかかる医療費についてもご紹介します。
4.3 脚を銃で撃たれ重傷を負った犬を保護 骨と筋肉に深刻な損傷が判明し、手術に向けた治療を受けることに
脚を銃で撃たれ重傷を負った犬を保護 骨と筋肉に深刻な損傷が判明し、手術に向けた治療を受けることに
ガザ地区で銃撃され重傷を負った犬をSulala Animal Rescueが救助。手術に向けた応急処置やSNSでの反響、愛犬の骨折やケガ発生時の適切な応急対応を解説します。さらに令和7年ペットフード協会調査の犬猫平均入手価格や無償譲渡の現状、生涯飼育コストと覚悟まで紹介。保護犬猫の救援活動やペットのお迎えを検討中の方必読の記事です。
5. 今読まれている【小泉 柚乃のおすすめ記事】3選
5.1 「約5年間一緒にいた愛犬」を家族のために保護施設へ 託した施設で思いがけない才能を期待されることに
「約5年間一緒にいた愛犬」を家族のために保護施設へ 託した施設で思いがけない才能を期待されることに
海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護する「動物レスキュー」の様子を紹介する投稿が注目を集めています。今回は、海外の動物保護団体「The Asher House」のYouTubeアカウント「@theasherhouse_」が投稿した、約5年間家族と暮らしてきた犬が保護施設へ託され、農場犬として新たな生活を始める様子や、獣医師・動物看護の年収についてもあわせてご紹介します。
5.2 高温注意報のなか「街中を走り続け動けなくなった犬」を救助 一時は危険な状態に陥るも、懸命な処置により回復
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5.3 銃で撃たれ「命の危機にあった」犬を保護 懸命な治療の末、見違えるほど回復した姿に喜びの声が続出
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参考資料
- 厚生労働省「職業情報提供サイト job tag」「獣医師」
- 厚生労働省「職業情報提供サイト job tag」「動物看護」
- 一般社団法人 日本動物看護職協会「動物看護師の勤務実態に関するアンケート調査」
- @theasherhouse_
小泉 柚乃


