海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がInstagramで注目を集めています。

今回、LIMO編集部がピックアップするのは、海外で動物保護活動を行う団体「Let's Rescue Dogs」のInstagramアカウント@lets.rescue.dogsの投稿。

投稿では、フォスター(里親)先が見つかった数しか保護できず、残りの犬は行き場を失いかねない状況の中、団体がわずか12時間で里親先とレンタカーを手配し、13時間の往復輸送を担ってくれるボランティアを見つけ、送り先となるすべての家庭を確認したうえで、15匹のチワワをストックトンからロサンゼルスへ送り届けた一部始終が紹介されています。

執筆時点で6279回再生、約561件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。

また記事中では、犬の生涯費用についても解説していきます。

※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

LIMO アニマル・ストーリー部
「里親先が見つからなければ行き場を失ってしまう」——そんな状況に置かれていた15匹のチワワたちのために、あるレスキュー団体がわずか12時間で動き出しました。フォスター先の確保、レンタカーの手配、そして13時間かけてストックトンからロサンゼルスまで走ってくれる輸送ボランティアの手配までを、一気に終わらせたといいます。投稿には「今夜はみんな温かいベッドの中で眠っている、それは大勢の力が結集してくれたから」という感謝のメッセージが添えられ、迅速な行動力と支援の輪の大きさに、多くのユーザーが心を動かされました。

1. 【行き場を失いかけていた犬たち】わずか12時間で組まれた緊急の移送計画

輸送を待つチワワたち1/6

輸送を待つチワワたち

出所:@lets.rescue.dogs

投稿によると、この15匹のチワワは、フォスター(里親)先が見つかった数しか保護できず、残りは行き場を失いかねない状況に置かれていたといいます。団体は「12時間しかない中で、15匹のチワワのための救出計画を立てなければならなかった」と当時の切迫した状況を明かしています。

限られた時間の中で、団体はすべての犬の里親先を確保し、大型のレンタカーを借り、15匹を乗せて13時間の往復輸送をしてくれる輸送ボランティアを探し、送り先となるすべての家庭を一軒ずつ確認するという作業を、同時に進めていったそうです。「どうやってやり遂げるか分からなかったけれど、諦めるわけにはいかなかった」と、その時の思いがつづられていました。

2. 【無事に到着した犬】新しい家族との出会いを待つ姿

無事にロサンゼルスへ到着したチワワ2/6

無事にロサンゼルスへ到着したチワワ

出所:@lets.rescue.dogs

投稿から一夜明け、15匹のチワワは全頭無事にロサンゼルスへ到着したことが報告されています。深夜、車から降ろされて女性の腕に抱きかかえられたチワワは、安心しきったような表情を見せていました。団体は「昨夜、最後の1匹までロサンゼルスに到着できたことを誇りに思う。みんなが力を貸してくれたおかげで、今夜は全員が温かいベッドで眠っている」と、支えてくれた人々への感謝をつづっています。

フォスター先で保護される犬たち3/6

フォスター先で保護される犬たち

出所:@lets.rescue.dogs

投稿ではその後、里親に迎えられる前提として欠かせないワクチン接種や避妊・去勢手術を全頭終えることが次の目標として掲げられており、保護活動の道のりはまだ続いていることが伝えられています。また、母犬と子犬たちを引き受けた団体や、ストックトンからロサンゼルスまでの輸送を担った団体、フォスターの調整役を務めた人、そしてサンタモニカまで車を走らせて引き渡しを待ってくれたすべてのフォスターへの感謝の言葉も添えられていました。

コメント欄では

  • 「家と心を開いてフォスターを引き受けてくれたすべての方々に感謝します。調整役や輸送を担ってくれた方々にも。今、フォスターの担い手が非常に不足しているからこそ、この方たちは称賛され、深く感謝されるべきです」
  • 「マントを着ていないヒーローたちですね。関わったすべての人に幸あれ」

など、迅速に動いた団体やボランティアへの称賛の声が多数寄せられていました。

――以上、海外のSNSで話題のワンちゃんたちでした。

3. 著者からの一言コメント

LIMO アニマル・ストーリー部
今回の投稿をリサーチする中で印象に残ったのは、たった12時間という限られた時間の中で、里親探しからレンタカーの手配、13時間の往復輸送を担うボランティア探し、送り先となる家庭ひとつひとつの確認までを同時並行で進めていたという事実です。一つの命を救うためには、輸送や医療、フォスターの受け入れなど、実に多くの人の手と時間が必要になることを改めて実感させられました。また、無事にロサンゼルスへ到着した後も、ワクチン接種や避妊・去勢手術など、里親に迎えられる前に済ませておくべき作業が残っているという説明からは、保護活動が「保護した瞬間」で終わるものではなく、そこから新しい家族に出会うまで長い道のりが続いていくものだということも伝わってきます。もし身近で保護犬・保護猫の里親募集を目にしたときは、まずは団体の活動実績や医療対応の状況を確認したうえで、自分の生活スタイルに合うかどうかをじっくり考えてみてほしいと思います。今回の記事を通じて一番伝えたいのは、多くの見知らぬ人同士が力を合わせることで、一頭の命だけでなく15頭もの命を一晩でつなぐことができるという事実です。「地域一体となった」取り組みが、これからも一つでも多くの命を救う力になることを願っています。

4. 命を迎える覚悟のために。犬の生涯費用はどれくらい?

過酷な環境から救い出された犬たちの姿を見ると、命を預かることの重みを改めて感じます。実際に犬を迎える際には、平均寿命まで見据えた生涯費用を知っておくことも大切です。

2025年のデータでは、犬全体の生涯必要経費は平均「278万4190円」で、超小型犬は「300万2239円」と、体の大きさに関わらず高額になる傾向があります。

私はアナリストとして、金額は「総額」と「単位あたり」の両面で見る癖をつけてきましたが、犬の生涯費用もその視点で眺めると発見があります。ペットフード協会の令和7年(2025年)調査では、犬の生涯必要経費は平均278万4190円。大きさ別では超小型が300万2239円で最も高く、中型・大型(277万5565円)を上回っています。

(中略)

もう一つ大切なのは、費用が毎年一定ではないことです。記事も触れているとおり、初年度は用品やワクチン、高齢期は医療費と、支出には山があります。ですから総額の大きさに身構えるより、「年あたり約20万円を、毎月に均してコツコツ備える」と捉えるほうが現実的です。早めの積立や、必要に応じた保険の検討でこの山谷をならしておくと、長い時間を穏やかに過ごせるのではないでしょうか。

犬の生涯必要経費は約278万円、大きさ別では超小型犬が300万超と最高。平均寿命から算出した「一生分の費用」
犬の生涯必要経費は約278万円、大きさ別では超小型犬が300万超と最高。平均寿命から算出した「一生分の費用」

フード代や医療費、トリミング代などを含め、2023年から3年連続で上昇を続けています。最後まで責任を持って迎えるためにも、一度知っておいてもよいかもしれませんね。

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参考資料