海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がTikTokで注目を集めています。
今回、LIMO編集部がピックアップするのは、タイを中心に活動する動物保護団体「Happy Doggo」のナイルさんのTikTokアカウント@happydoggoniallの投稿。
飼い主に捨てられてひどく怯えきった犬・スティーブが、命を救われた獣医師に心を開いて家族として迎えられる姿を動画で紹介してくださっています。
執筆時点で15万3000回再生、約2500件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。
また記事中では、獣医師・動物看護の年収についても解説していきます。
※投稿の画像は【写真】をご参照ください。
1. 【捨てられたスティーブ】命の恩人の獣医師に心を開く
海外のSNSで、飼い主に捨てられた犬「スティーブ」の救出劇が話題を呼んでいます。
レスキューに発見されたとき、スティーブは怯えきった様子で人を警戒し、誰も近づかせまいと吠え続けていました。
つらい経験をしたことで、人に対して強い警戒心を抱いていたのかもしれません。ケガを負っていたため、獣医師による診察と治療を受けました。
少しずつレスキューたちに心を開いていくスティーブ。シェルター内を散歩したり、栄養のある食事をとったりしながら過ごすうちに、心も体も少しずつ回復していきました。
そんなスティーブが誰よりも心を許し、たくさん甘えるようになった存在がいました。
それは、スティーブの命を救った獣医師でした。
2.
獣医師に抱っこされると、嬉しそうな笑顔を浮かべるスティーブ。診察中には体を寄せ、甘えるように頭を擦りつける姿も見せてくれました。
2人はすっかり仲良くなり、ついに獣医師はスティーブを家族として迎えることに決めました。
まだ傷が治っていないため、シェルターで療養中のスティーブ。この日は獣医師と一緒に散歩を楽しみます。
体を撫でてもらうと、気持ちよさそうに身を任せるスティーブ。その姿からは、2人の間に築かれた信頼関係が伝わってくるようです。
ネット上ではスティーブが獣医師に迎えられることを喜ぶ声が集まり、「おめでとう」と祝福するコメントが相次ぎました。
傷が治り次第、獣医師の家で暮らすことが決まっているスティーブ。つらい過去を乗り越え、これから新たな人生を歩み始めるスティーブの姿に、多くの人が心を打たれています。
――以上、海外のSNSで話題のワンちゃんでした。
3. 著者からの一言コメント
一度は人に傷つけられ、すっかり心を閉ざしてしまったスティーブ。そんな彼が、自分を救ってくれた獣医師さんに少しずつ心を開き、最高の笑顔を見せるようになる姿には胸が熱くなります。
どんなに深い心の傷があっても、あたたかい愛情と時間をかければ信頼を取り戻せるのだと、教えてもらったような気がします。
4. 「命を救う現場」を支える専門職の経済的リアル。獣医師・動物看護の年収はいくら?
厚生労働省「令和7年 賃金構造基本統計調査」を元にした就業者統計データによると、全国の獣医師の平均年収は680万5000円(平均年齢38.7歳)、動物看護従事者の平均年収は351万9000円(平均年齢38歳)です。
ハードな業務に対して動物看護師の過半数が給料に不満を抱く実情もありますが、2022年の愛玩動物看護師国家資格化などを背景に、今後の待遇改善や推移が注目されています。
同じ38歳前後という年代でありながら、獣医師と動物看護師の年収には大きな開きがあります。
ここで注目したいのは、同じ年代でありながら両者の差がおよそ1.9倍にのぼる点です。専門性と資格の違いが、そのまま年収差として表れていると読めます。実際、日本動物看護職協会の調査では、給与に『不満』『非常に不満』と答えた方が合わせて54.5%と過半に達しています。ただ、2022年に『愛玩動物看護師』が国家資格化されたことは、担い手の専門性に裏づけを与え、参入のハードルを設ける動きでもあります。こうした資格化は、一般に中期的な待遇の下支え要因になりうると私は考えています。
参考資料
- 厚生労働省「職業情報提供サイト job tag」「獣医師」
- 厚生労働省「職業情報提供サイト job tag」「動物看護」
- 一般社団法人 日本動物看護職協会「動物看護師の勤務実態に関するアンケート調査」
- @happydoggoniall
八木 七音

