シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回はセルフ式うどん店「丸亀製麺」他を運営するトリドールHD(3397)の、2019年8月の月次動向及び過去実績、また過去1年の株価動向について振り返ってみましょう。

直近の月次実績

2019年9月4日に更新されたトリドールHDの2019年8月既存店売上高は、対前年同月比105.0%とプラス成長になりました。内訳は客数103.7%、客単価101.3%でした。

また全店売上高も110.6%となり、既存店・全店ともにプラス成長を果たしています。

今期の既存店売上高の振り返り

では、これまでの既存店売上高はどう推移してきたのでしょうか(同社は3月決算)。

既存店売上高は、今期4月は対前年同月比でマイナス成長となりましたが、その後は5月から4ヶ月続けてプラス成長を達成。また8月には初めて、客数及び客単価ともにプラスとなりました。

また全店売上高は、今期全ての月でプラス成長が継続。4月の102.8%を除くと、毎月108-115%の高い成長を見せています。

過去1年の株価動向

最後に同社の株価動向を見ていきましょう。

同社の株価は、2017年12月末の4,200円台を天井に下落がスタート。昨年12月25日に1,642円の安値を更新後に反転しましたが、チャート的には2,500円付近でフタがされた状態です。現在まさに2,500円付近での攻防が続いており、ここを上方ブレイクできるか注目されます。

既存店売上高のプラス成長自体は4ヶ月連続ですが、8月に客数・客単価が揃ってプラスとなったのは今期初であり、堅調な事業進捗が見られます。

トリドールホールディングスの過去1年の株価推移

参考資料:月次売上高レポート

LIMO編集部