「不惑」を迎えたとはいえ、スニーカー選びは悩ましい。40代なら、やはり子供っぽくないデザインが大前提。なおかつ、素材も上質で、履き心地もちゃんと良い、そんな一足を選びたいところです。とは言いつつも、それが一番難しいですよね。
というわけで今回は「40歳が履くべきスニーカーって?」という問いへの、4人のショップスタッフによる“模範解答”をご紹介。「おしゃれなオトナが履くスニーカー」って、こんな感じです。
機能性と高級感を両立したスニーカー
「シンプルかつ洗練された雰囲気が一番。このスリッポンはそれを兼ね備えております」と青葉台 OUTPUT のスタッフが教えてくれたのが、日本発〈slack footwear〉の定番モデル。
マイクロファイバーレザー製のアッパーは防水性を完備し、用いられているソールはグリップ力も抜群です。シンプルなデザインなのに高級感も漂い、機能性も文句なし。こんなスマートな一足を求めていた方も多いのでは?
とことん「質」にこだわる
日本発〈Blueover〉のスニーカーは、高円寺 Lampa の遠山氏曰く「日本の職人による確かな作りは、世に出回るスニーカーとは明らかに一線を画しています」なハイクオリティ。
アッパーには厚みのあるベロアスエードを起用し、つなぎ目のない一枚革に裁断することでミニマルかつ無駄のない佇まいに。アウトソールも一つ一つ手作業で削るなど、妥協ない造りはまさに圧巻。惚れ惚れするような精巧さで、質にこだわる大人にこそ履きこなして欲しい一足です。
由緒正しき「シンプル」がオススメです
「熟練の手作業で生み出された一足は大人にオススメです」。三重県伊勢市の『SUNSPIRIT』のスタッフがそう太鼓判を押すのが、こちら。140年の歴史を持つシューズメーカー〈MOONSTAR〉が、1960年代に生産していたモデルの復刻版です。
シンプルで、いたって「普通」な出で立ちこそ魅力で、これがコーディネートを問わず似合ってくれて、まさにタイムレス。日本製を貫き、手間のかかる伝統製法を今でも採用していて、履き心地や堅牢さにも妥協はありません。歴史と技術に裏付けされた、最上級の「普通」といえる一足です。
世代問わない「定番」も見逃せない
「どの年代にも合いますよ」とEDIFICE神戸店のスタッフが紹介してくれたのが〈adidas〉の「STAN SMITH RECON」です。
「世界一売れたスニーカー」と称されるスタンスミスがベースになっているだけあり、その佇まいはジェンダー・年齢・スタイル問わず、普遍的。こちらは、かかと部分にスクエア型のプリントを入れることで、ちょっぴり違和感を与える仕上がりに。定番だけどありきたりにはならないこの絶妙な捻り、ぜひ大人の男性に取り入れてほしいところです。
あとがき
今回紹介した4足は、持っておけば確実に履き回せる、活躍間違いなしのものばかり。ぜひピンときたものがあれば、手に入れてみてください。
FACY