株式市場の振り返り-日経平均株価は「令和」になって初の5連騰、終値も21,300円超え

2019年9月9日(月)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 21,318円(+118円、+0.6%) 5日続伸
  • TOPIX 1,551.1(+14.0、+0.9%) 3日続伸
  • 東証マザーズ株価指数 858.9(+3.3、+0.4%) 反発

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:1,696、値下がり銘柄数:368、変わらず:87
  • 値上がり業種数:33、値下がり業種数:0
  • 年初来高値更新銘柄数:61、年初来安値更新銘柄数:13

東証1部の出来高は9億6,437万株、売買代金は1兆7,087億円(概算)となり、いずれも先週末より減少しました。先週末に発表された米国雇用統計に大きな波乱はなかったものの、目新しさにも欠けたこと等から模様眺めムードが支配的となりました。週初ということで市場参加者が少なかった影響もあり、売買代金は3日ぶりに2兆円を割り込む薄商いとなっています。

そのような中、日経平均株価はほぼ終日プラス圏で推移しました。寄り付き直後は一時▲17円安ともたつきましたが、その後すぐにプラス圏へ浮上し、前場の半ばに一時+133円高まで上昇する場面も見られました。後場は21,300円を挟む攻防となりましたが、最後はその21,300円を超える5日続伸で引けています。

ちなみに、日経平均株価の5日続伸は4月11~17日(間に週末を挟む)以来であり、「令和」になってからは初となりました。

なお、TOPIXも同じような値動きで3日続伸となり、上昇率は日経平均株価を大きく上回りました。

東証マザーズ株価指数は反発、売買代金は24日連続で1,000億円を下回る

東証マザーズの出来高は4,764万株、売買代金660億円となりました。出来高は先週末より減少となりましたが、売買代金は増加しています。売買代金こそ増えたものの、個人投資家の物色意欲が続かず盛り上がりに欠けた商いとなっています。売買代金は24日連続で1,000億円を下回りました。

ただ、一部主力銘柄に買戻しが入り、株価指数は反発となりました。依然として900ポイント回復は遠いようですが、今後の展開は個人投資家の投資マインド回復次第と言えそうです。

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