住宅ローンの返済や教育費などにお金を充てていると、老後資金をまで手が回らない…というケースも珍しくありません。「ゴールはまだまだ先だから」と、つい後回ししてしまう人も多いのではないでしょうか。
しかし、定年前になって一気に老後資金を貯めるのは、簡単なことではありません。後になって苦労をしないためにも、家計を見直して老後資金を貯めるコツを学んでおきましょう。
まずはライフプランを立てる
定年までの期間には、さまざまなライフイベントが待っています。そこで、今後発生する予定の支出内容や金額をリストアップしておきましょう。マイホームの購入費や教育費、旅行代などできるだけ細かく挙げるのがポイントです。
すべて書き終われば、この先どのタイミングでどのくらいお金がかかるのかがイメージできるはず。家計の状況と比較し、「これぐらいのペースなら貯金できそう」と思える目標額を設定しておきましょう。
固定費を削減する
ライフプランによって今後のイメージが掴めたら、家計の改善にも着手しましょう。とくに固定費は、節約効果が継続的に発揮される項目でもあります。
スマホやタブレットを利用している方は、通信費を抑える工夫をしてみては。大手キャリアから格安スマホに乗り換えれば、通信費が大幅に下がるケースもあります。「この機能さえあればいい」「通信速度が多少変わっても問題ない」という方は、乗り換えを検討してみましょう。
また、習いごとを別の手段で代用するのも1つの手。「ヨガ教室に習っていたが、無料アプリを利用して自宅でヨガを楽しむ」といったように、費用を抑える手段を探してみましょう。
飲み会の回数がかさむ方は、「月に3回まで」など回数制限を設けるのもいいですね。飲み会代そのものだけでなく、終電を逃した際のタクシー代を抑えられるメリットも得られます。
このように、ちょっとした工夫で家計の無駄を省くことができます。「もっとお得な方法はないか」「ほかの手段で代用できないか」といった目線で、家計の状況を見直してみましょう。