海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がInstagramで注目を集めています。

今回、LIMO編集部がピックアップするのは、海外で動物保護をしているDiasozo Animal Rescue KarditsaさんのInstagramアカウント「@diasozoanimalrescue」の投稿。

郊外に置き去りにされた猟犬が、保護先で元気を取り戻した姿を写真と動画で紹介してくださっています。

執筆時点で約100件のいいねがつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。

また記事中では、犬猫の入手経路や経費の現状についても解説していきます。

※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

1. この記事の3つのポイント

  •  誰もいない郊外に置き去りにされ、病気とケガに苦しんでいた犬の保護
  •  施設の治療で美しい毛並みを取り戻し、しっぽを振るまでに回復した姿
  •  「命を救う現場」を支える専門職の経済的リアル。獣医師・動物看護の年収はいくら?

 

2. 【誰もいない郊外に置き去り】セッター犬を保護

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投稿の画像

出所:@diasozoanimalrescue

海外のSNSで話題になっているのは、郊外の道端で佇んでいた犬を救出し、保護施設で元気を取り戻す様子です。救われたオス犬の名前は「Sam(サム)」。

黒い垂れ耳とまだら模様が特徴のセッター犬です。

サムは、ギリシャの人のいない郊外の道端で佇んでいたところを救出されました。

猟犬の血統を持つセッター犬は、海外ではハンターに捨てられる犬種として問題になっています。

サムがどのようにしてこの場所で佇んでいたのかは不明ですが、マイクロチップの埋め込みもなかったことから、ハンターに捨てられた可能性もゼロではないようです。

ずっと助けを求めていたのか、サムの表情はとても疲れていて、暴れたような様子も見られません。

運よく偶然発見したスタッフが、抱き上げてサムを救出しました。

3. 【ハンターに捨てられたサム】病気やケガの治療を開始

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投稿の画像

出所:@diasozoanimalrescue

保護施設に運ばれたサムの健康診断を行うと、心臓に虫が寄生する犬フィラリア症と、皮膚のただれなどが起こるリーシュマニア症の感染が発覚します。

どちらも命に関わる重大な病気であるため、すぐに治療が開始されました。

サムの体は多くのかすり傷があり、痛々しい様子が見られます。感染症を抱えているうえに、傷の痛みにも苦しんでいたサム。

保護スタッフが発見できなかったら…と思うと、胸が張り裂けそうになります。

4. 【元気を取り戻したサム】しっぽを振る姿に感動

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サムの現在

出所:@diasozoanimalrescue

保護施設での治療のおかげで、順調に回復を見せたサム。

道端で佇んでいたときの寂しそうな面影はなく、スタッフが近づくとしっぽを振って来てくれます。

美しい被毛に生え変わり、セッター犬らしい貫禄も出てきたようです。

サムの健康がさらに安定し、今後の人生がより豊かなものになることを祈ります。

――以上、海外のSNSで話題のワンちゃんでした。

4.1 著者からの一言コメント

誰もいない郊外に置き去りにされ、寂しそうにポツンと佇んでいたサム。重い感染症や全身の傷に苦しみながらも、必死で耐えていた姿を思うと、胸が締め付けられます。偶然見つけてくれた保護スタッフに抱き上げられ、温かい治療を受けられたことは本当に奇跡のようです。

すっかり元気になり、しっぽを振って嬉しそうに駆け寄るサムの穏やかな表情に、深く胸を打たれました。これからは二度と悲しい思いをすることなく、新しい居場所でたくさんの愛情に包まれた幸せな一生を送ってほしいと願っています。(LIMO アニマル・ストーリー部)

5. 「命を救う現場」を支える専門職の経済的リアル。獣医師・動物看護の年収はいくら?

獣医師の平均年収は680万5000円4/4

獣医師の平均年収は680万5000円

Lee Charlie/shutterstock.com

レスキューされた動物の病気やけがを治療したり、避妊・去勢手術といった医療措置をおこなうのが獣医師や動物看護といった動物医療専門職です。

ここでは、動物たちの命を救い、守るために大切な役割を担う彼らのお金事情について紹介します。

厚生労働省が、「令和7年 賃金構造基本統計調査」を元に公表している就業者統計データによると、全国の獣医師の平均年収は680万5000円。平均年齢は38.7歳。

また、動物看護の仕事に従事している人の平均年収は351万9000円、平均年齢は38歳という結果になっています。

命を預かるハードな業務内容に対し、給与や労務環境の整備が課題となる側面もあるのが実情です。

日本動物看護職協会が2020年7月1日に公表した「動物看護師の勤務実態に関するアンケート調査」によると「現在の給料に満足していますか?」という質問に対して、「満足」と答えた人の割合が7.8%なのに対し、「不満」が35.1%、「非常に不満」が19.4%と過半数の人が現状に満足していないと回答しました。

一方で、2022年には「愛玩動物看護師」が国家資格化され、現場での役割はさらに重要性を増しています。

社会的ニーズが高まる中、動物医療を支える専門職の待遇や年収が今後どう推移していくか注目されます。

〈〈「猫がいるくらしとお金」についてもっと知りたい方はこちら〉〉

参考資料