3. 小学校の学校教育費の概要

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今回ご紹介したコンクールの対象は主に小学生ですが、ここで小学生にかかる教育費について見てみましょう。

文部科学省が2026年に公表した「令和5年度子どもの学習費調査」によると、公立小学校と私立小学校では、学校教育費の総額だけでなく、何にお金がかかっているかという「支出の構造」に大きな違いがあります。

3.1 公立小学校の学校教育費

公立小学校の学校教育費の総額は7万4336円(約7万4千円)です。

  • 最も高い項目:「図書・学用品・実習材料費等」が36.1%(2万6860円)を占め、最多となっています。
  • 2番目に高い項目:「通学関係費」が29.2%(2万1718円)で次点につけています。
  • その他の内訳
    学校納付金等:12.8%(9533円)
    修学旅行費等:9.0%(6718円)
    その他:7.8%(5827円)
    教科外活動費:4.2%(3154円)
    入学金等:0.7%(526円)

なお、公立小学校では、授業料が実質かからないため、「図書・学用品・実習材料費等」や「通学関係費」といった、学校生活を送る上での身の回りの準備や通学にかかる費用が全体の約65%を占めています。

3.2 私立小学校の学校教育費

私立小学校の学校教育費の総額は97万8271円(約97万8千円)です。

  • 最も高い項目:「授業料」が52.2%(51万823円)を占めており、総額の過半数にのぼります。
  • 2番目に高い項目:「学校納付金等」が17.2%(16万8731円)となっています。
  • その他の内訳
    通学関係費:11.4%(11万1053円)
    入学金等:6.4%(6万2402円)
    図書・学用品・実習材料費等:6.3%(6万1830円)
    修学旅行費等:3.8%(3万6799円)
    その他:1.4%(1万3601円)
    教科外活動費:1.3%(1万3032円)

私立小学校では、総額自体が公立の約13倍と高額です。その大半(約70%)が「授業料」と「学校納付金等」という学校側へ直接納める費用で占められているのが特徴です。

参考資料

長島 迪子