個別銘柄では、ソフトバンクグループ(9984)が大きく値を下げ、信越化学工業(4063)やNTTデータ(9613)も安く推移しました。

また、医薬品株の一角が売られ、第一三共(4568)、エーザイ(4523)、テルモ(4543)などが大幅安となり、大日本住友製薬(4506)は年初来安値を更新しています。

さらに小売り株でも総じて売りが優勢となり、しまむら(8227)、ミニストップ(9946)、ヤマダ電機(9831)などが大幅下落となりました。

その他では、自動車株でマツダ(7261)、ヤマハ発動機(7272)、三菱自動車(7211)などの下落が目を引きました。

一方、NTTドコモ(9437)が連日で年初来高値を更新し、アドバンテスト(6857)も再び年初来高値更新となりました。また、ハイテク株では、先週ソニー(6758)が売却したオリンパス株を自社株買いとしたオリンパス(7733)が大幅続伸となり、富士通(6702)も堅調に推移しています。

ただ、全体的には、記録的な薄商いの影響もあって、目立った値動きは少なかったと見られます。

新興市場(東証マザーズ)では、メルカリ(4385)が大きく値を上げ、サンバイオ(4592)や窪田製薬ホールディングス(4596)も急騰しました。一方、シェアリングテクノロジー(3989)が急落し、手間いらず(2477)も売りに押されて推移したようです。

葛西 裕一