個別銘柄では、大株主提案に応える形で保有するオリンパス(7733)株の売却を発表したソニー(6758)が大幅高となりました。また、その売却分を自社株買いとしたオリンパスは一時+7%超高の急騰となっています。

さらに、村田製作所(6981)、ローム(6963)、アルプスアルパイン(6770)、TDK(6762)など電子部品株を中心にハイテク株が大きく値を上げました。

その他では通信株にも買戻しが入り、楽天(4755)が一時+5%超高の急騰となる大幅続伸となり、NTTドコモ(9437)が年初来高値を更新したのが目を引きました。

なお、オリエンタルランド(4661)が値を上げて再び上場来高値を更新し、ディー・エヌ・エー(2432)も年初来高値更新となっています。

一方、数少ない値下がり銘柄の中では、小売り株の一角が逆行安となり、ファーストリテイリング(9983)、ユニー・ファミリーマートホールディングス(8028)、セブン&アイ・ホールディングス(3382)などが値を下げました。

また、ハイテク株ではNEC(6701)が唯一逆行安となり、自動車株ではスズキ(7269)が大幅反落となっています。

新興市場(東証マザーズ)では、前日にストップ安だったアンジェス(4563)が急反発し、窪田製薬ホールディングス(4596)、サンバイオ(4592)、そーせいグループ(4565)など他の医療バイオ株も大幅高となりました。一方、ブシロード(7803)は終始さえない値動きで推移しています。

葛西 裕一