4. まとめにかえて

今回は、金融庁の「つみたてシミュレーター」などの調査結果をもとに、オルカンとS&P500の特徴や20年間の積立シミュレーションについて解説しました。どちらのファンドも長期運用によって元本の約1.7倍という資産形成が期待できる一方、毎月10万円の積立では15年で新NISAの生涯投資枠に達するため計画的な運用が必要です。

世界全体への分散でリスクを抑えるか、米国の成長力に期待してより高い成果を目指すかは、投資家自身のライフプランやリスク許容度によって選択が分かれます。過去の実績が将来を保証するものではありませんが、制度の仕組みを正しく理解した上で、まずは無理のない金額から将来に向けた資産形成の一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

参考資料

村岸 理美