結婚すれば形式上家族になりますが、「本物の家族」になるのは想像以上に難しいもの。結婚前までに育った家族と、結婚して築き上げた家族では、「許せる度合い」が異なるようです。周囲の3人の女性に話を聞いてみました。
同じ言葉でも、義実家の言葉はキツく感じる
家事に、育児に、仕事にと頑張るAさんには5歳と1歳の姉妹がいます。夫は家事育児には無関心、頼んでも溜息をつかれたり、嫌な顔をされるそう。やっと家事をしてくれたと思っても不機嫌なので、「それなら私がやった方がいい」と全てを引き受けていました。
そんな夫婦の様子をみた義母に「あなたが何でも1人でやっちゃうからねぇ…」といわれ、傷付いたそう。全力を尽くしてきたものの、全て自分が悪いと責められた気分になったといいます。
実は、同じことを実母にも言われていたAさん。しかし実母に言われたときは、嫌な気持ちにはならず、素直に「もっと夫に頼ろう」と思ったそう。「言われた相手が異なるだけで、感じ方がここまで異なるとは思いませんでした」といいます。
中1の男の子と小4の女の子がいるBさんの実父は、怒りやすい人でした。昔気質で男尊女卑的なところもあり小さな頃は嫌でしたが、大人になり「あの世代の人だから仕方がない」と受け流していました。
義父も似たようなタイプでしたが「実父なら、いつものことだから聞き流そう、良いところもあるし、と思えるのですが。義父は無理でしたね。心の中で壁を作って接しています」といいます。