個別銘柄では、前日の引け後に大量の株式売り出しを発表したリクルートホールディングス(6098)が、一連のリクナビ問題の影響もあって一時▲8%超安の急落となりました。

また、小売り株の一角が売られ、高島屋(8233)とJ.フロント リテイリング(3086)が大幅安となり、ニトリホールディングス(9843)、ローソン(2651)、ビックカメラ(3048)なども大幅下落で引けています。

その他では、仮想通貨の急落などを背景にマネックスグループ(8698)が年初来安値を更新するなど、ネット証券株が冴えない値動きとなりました。

一方、前日にトヨタ自動車(7203)と資本提携を発表したスズキ(7269)が一時+4%高に迫る大幅高となりましたが、トヨタ自動車はわずかな上昇に止まりました。さらに、自動車株では日産自動車(7201)が年初来安値を更新するなど明暗が分かれました。

その他では、株価下落が続いた楽天(4755)が7日ぶりに反発し、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)など金融株が買い戻されたことが目を引きました。

新興市場(東証マザーズ)では、アンジェス(4563)が再びストップ安まで暴落し、窪田製薬ホールディングス(4596)、サンバイオ(4592)、そーせいグループ(4565)など他の医療バイオ株も大幅安となりました。

一方、手間いらず(2477)が取引時間中に年初来高値更新となりましたが、その後は売りに押されて下落しています。

葛西 裕一