4. まとめにかえて

今回は、厚生年金の受給実態や長寿化に伴うリスク、そして終活の現状について解説しました。実際の厚生年金受給者は約8割が月20万円未満となっており、現役時代からの計画的な資産形成が欠かせません。加えて長寿社会においては認知症への対策が不可欠であり、早期の備えが重要視されています。しかし、終活の認知度は高いものの、高齢になるほど体力低下や心理的要因から実際の準備が進まない傾向がみられます。

将来の不安を解消するために、ねんきん定期便などで将来の受給額を確認し、不足分を補う資産運用を検討しましょう。あわせて、元気なうちに希望の医療や介護の意思を書き留め、家族との対話を始めてみてはいかがでしょうか。

参考資料

村岸 理美