離婚や死別などにより、ひとり親として子どもを育てることになった際、経済的な不安を抱える方は少なくありません。

国が支給する「児童手当」や「児童扶養手当」は広く知られていますが、実は東京都にお住まいの方には、さらに頼りになる独自の支援制度が用意されています。それが、児童育成手当の中の「育成手当」です。

ネットでは

「東京都なら育成手当がでる…うらやましい」
「東京都では『児童育成手当』…月13500円もらえるのはいいですよね」

など、都独自の充実した支援制度を巡り、他の地域に住む親からは羨む声も聞かれます。

本記事では、東京都および東京都北区から公表された内容を基に、ひとり親家庭等の生活を支える東京都独自の「育成手当」について、LIMO編集部がオリジナルで作成した表も交えて、分かりやすく解説します。

※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

1. 【育成手当】そもそも「育成手当」とは?「児童育成手当」「障害手当」との違い

1/4

育成手当

riphoto3/shutterstock.com

まず、制度の全体像と名前の違いについて整理します。

東京都の制度として「児童育成手当」という大きな枠組みがあり、その中に目的の異なる2つの手当が内包されています。

児童育成手当(全体の総称)
東京都が独自に実施している手当の制度名です。

① 育成手当(本記事で取り上げている手当はこちら)
児童育成手当のうち、離婚や死別などによって「ひとり親家庭」となった世帯や、父・母が重度の障害を持っている家庭などを対象とした、ひとり親家庭等の支援に焦点を当てた手当です。

② 障害手当
児童育成手当のうち、心身に中度以上の障害がある児童を養育している家庭を対象とした手当です(ひとり親家庭である必要はありません)。

まとめると「育成手当」とは、東京都独自の児童育成手当における「ひとり親家庭向け」の給付区分、ということになります。

なお、これらは国の「児童手当」や「児童扶養手当」とは別物のため、要件をそれぞれ満たしていれば両方を同時に受け取る(併給する)ことが可能です。

次に、対象者と支給金額についても説明します。