7月に入り、本格的な夏の暑さが続く時期となりました。冷房などの光熱費が膨らみやすいこの季節は、日々の生活費の変動を確認するとともに、将来の年金収入とのバランスを改めて見直す適期といえます。
会社員として長く働いた場合、将来の年金額がどの程度になるのか気になる人も多いでしょう。
公的年金は国民年金と厚生年金の2階建て構造ですが、実際の受給額は年収や加入期間によって変わり、さらに税金や社会保険料が差し引かれる場合もあります。
本記事では、平均年収400万円・加入期間38年のケースで年金額を試算し、実際の平均受給額や年金から天引きされる主なお金について確認します。
本記事は、編集部が厚生労働省や日本年金機構などが公表する公式資料を確認の上、執筆・検証しています。
1. 日本の公的年金制度は2階建て構造
日本の公的年金制度は、以下のように「国民年金」と「厚生年金」の2階建て構造になっています。
1.1 【第1階部分:国民年金(基礎年金)】
- 対象:日本国内に住んでいる20歳以上60歳未満のすべての人
- 保険料:一律
- 受給額:保険料を納めた期間に応じて支給
1.2 【第2階部分:厚生年金】
- 対象:会社員、公務員など
- 保険料・年金額:現役時代の収入や加入期間によって決まる
- 将来受給する年金:国民年金に加え、厚生年金も上乗せして受け取る
