2. まず知っておきたい「公的年金」の仕組み
最初に、公的年金制度の基本を確認しておきましょう。
日本の公的年金は、すべての人が加入する「国民年金」と、会社員や公務員などが加入する「厚生年金」の2つで構成されています。
2.1 国民年金(1階部分)の概要
- 加入対象:原則、日本に住む20歳から60歳未満の方
- 保険料:1万7920円(※1):全員一律、年度ごとに見直しあり
- 年金額:7万608円(※2)✕調整率:未納期間がある場合は減額調整
※1:2026年度(令和8年度)の月額 ※2:2026年度(令和8年度)の月額。40年間年金保険料を納付した場合に受け取れる「満額」(昭和31年4月2日以後生まれの方の場合)
2.2 厚生年金(2階部分)の概要
- 加入対象:主に会社員、公務員など
- 保険料:報酬比例制(報酬により決定)
- 年金額:加入期間や納付保険料により決定(国民年金に上乗せ支給)
現役時代に厚生年金へ加入していた期間や収入によって、老後に受け取る年金額は大きく変わります。
国民年金は保険料が一律ですが、厚生年金は報酬比例制のため、収入が高いほど保険料も増え、その分将来受け取る年金額も変わる仕組みです。
著者
二種外務員資格(証券外務員二種)記者/編集者/校閲者/
【保有資格】
ニ種外務員資格(証券外務員二種)・相続診断士・認知症介助士・終活ガイド資格1級保有。
【経歴】
二種外務員資格や相続診断士などの資格を保有し、「お金とくらし」にまつわる情報を専門的かつ丁寧に発信する金融メディア編集者・ライター。
早稲田大学第一文学部史学科卒。人文・社会系一般書籍、中学・高校社会科教材、就職試験問題の制作関連業務で15年以上の経験を持つ。また、大手人材派遣会社における採用管理業務などの実務経験もある。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』において、金融系メディアの編集者兼執筆者として、コンテンツ制作や編集を担当。
総務省「家計調査」・厚生労働省「厚生年金保険・国民年金事業の概況」・J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査」などの一次資料に基づくデータ記事の執筆に強み。
専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも記事執筆をおこなう。紙媒体での経験に加え、家族の介護を通じて得た知見を生かしながら、「お金とくらし」にまつわる情報を丁寧に発信している。(2026年7月9日更新)