4. まとめ:収入が増えても手取りが増えにくい理由と、できる対策

年収500万円に到達しても、税金と社会保険料を合計すると約110万円前後が差し引かれる計算になります。

手取りは額面の80%弱にとどまるのが現実です。

「頑張って収入を増やしても、税負担が重くなるばかり…」と感じる方は、税制優遇制度を活用して少しでも手取りを増やす工夫をしてみましょう。

  • iDeCo(個人型確定拠出年金):掛け金が全額所得控除となり、所得税・住民税を節税できます。ただし、原則として60歳まで引き出せないため、長期運用が前提です。加入前にルールをよく確認しましょう。
  • ふるさと納税:寄附金のうち自己負担2000円を超える分が所得税・住民税から控除されます。返礼品を受け取れるという実質的なメリットもあります。
  • NISA:投資で得た利益が非課税になる制度です。積立NISAを活用した長期・分散投資は、収入アップの代わりとなる資産形成の手段としても注目されています。

収入アップと節税・資産形成をうまく組み合わせることが、手取りを実質的に増やす近道です。自分に合った方法を探してみてください。

参考資料

和田 直子