5. 現役FAが教える!「資産1000万円」を達成した現役世代に共通する、お金の貯め方・資産形成のコツ
預貯金で1000万円という節目を達成しても、その先どう資産を育てていけばよいのか、具体的な道筋が見えていないという方は少なくありません。
5.1 30代・独身の方に多いお悩み相談は「老後資金としてこの金額で足りるのか」「保険の見直し方が分からない」

個人年金保険や医療保険、がん保険にも入っていますが、それぞれ本当に必要なのか、保障内容と保険料のバランスが適切なのかも判断できずにいます。
30代で預貯金1000万円という節目を達成した方に多いのが、老後資金としてこの金額で十分なのかという漠然とした不安を抱えているケースです。
また、個人年金保険を見直してみると運用効率がほとんど増えていないことに気づいたり、医療保険・がん保険・特定重度疾病保険など複数の保険に加入しているものの、保障内容と保険料のバランスが適切なのか把握できていない方も多い印象です。
こうした方に多いのは、資産を「貯める」段階から「育てる」段階へどう移行すればよいのか分からず、銀行預金にそのまま置いた状態で、次の一歩を踏み出せずにいるという状況です。
5.2 【現役FAからアドバイス】資産1000万円を「育てる」ための3つの考え方
こうしたお悩みに対して、資産形成を進めるうえで身につけておきたい考え方を紹介します。
まず大切なのは、「今の資産で本当に足りているのか」をシミュレーションで確認することです。漠然とした不安のまま貯め続けるのではなく、具体的な数字で現在地を把握することが、次の一歩を決める土台になります。
次に、すでに加入している商品の運用効率を定期的にチェックする習慣です。「なんとなく続けている」商品ほど見直しの余地があります。あわせて、高額療養費制度のような公的な仕組みを理解したうえで、保障を必要最低限に絞り込むことも、貯蓄を効率化するポイントです。複数の保険を漫然と別々に契約するのではなく、組み合わせ全体で見直す視点も欠かせません。
資産を育てる段階では、NISA・個人年金・変額保険といった複数の制度を「目的別に色分け」して積み立てる考え方が役立ちます。老後資金、教育資金、いざという時の備えなど、目的ごとに置き場所を分けておくと、資産全体の見通しが立てやすくなります。
まとまった資金の運用については、値動きの異なる資産を組み合わせる発想も欠かせません。株式と債券を組み合わせることで、相場の変動に振り回されにくい資産構成を作れます。分配金型の投資信託と積立型を組み合わせるなど、受け取り方にも複数の選択肢を持たせることで、将来のライフプランの変化にも対応しやすくなります。
参考資料
筒井 亮鳳
