3. 【3パターン比較】65歳からの老後資金シミュレーション!年金額で不足額はどう変わる?

年金だけで生活費をまかなえない場合、貯金を切り崩したり、働いて収入を得たりする必要があります。
「もし働かないとしたら、老後資金はいくら足りないの?」という疑問に答えるため、以下の計算式で大まかな不足額を計算してみましょう。

  • 必要な老後資金 = (1ヶ月の老後生活費 - 毎月の年金受給額) × 老後の生活期間(月数)

今回は、以下の基本条件をもとに、受給できる年金額別に「3つのパターン」で具体的にシミュレーションしてみます

《基本のモデルケース》

  • 現在の年齢: 65歳(老後生活を30年間=360ヶ月とする)
  • 1ヶ月の生活費: 16万円(単身者を想定、税金・社会保険料込み)
  • 収入: 年金のみ

3.1 【パターン①:年金月額16万円】男性の厚生年金平均並みの場合

  • 計算式:(16万円-16万円)×360ヶ月=0円

年金額が月16万円ほどあれば、日々の生活費のベースはかなりカバーしやすくなります。生活費としての不足分は基本的にないため、年金だけで生活の土台を維持できる目安となります。

3.2 【パターン②:年金月額11万円】女性の厚生年金平均並みの場合

  • 計算式:(16万円-11万円)×360ヶ月=1800万円

30年間で約1800万円の貯金の切り崩しが必要です。ライフステージの変化(結婚や出産など)で厚生年金の加入期間が短くなりやすい女性などの場合は、受給額が低めになる傾向があります。そのため、あらかじめ準備しておく貯蓄の目安が少し大きくなることも想定しておきましょう。

3.3 【パターン③:年金月額6万円】国民年金の平均並みの場合

  • 計算式:(16万円-6万円)×360ヶ月=3600万円

30年間で約3600万円という、まとまった準備資金が必要になります。自営業や専業主婦(夫)など、国民年金のみに加入している方の場合は受給額が抑えめになるため、現役時代からの計画的な備えがより重要になってきます。