妻は「お義父さんもお義母さんも、別に悪意があって言っているわけじゃないし、すっごく軽い気持ちで言ってるんだろうから、別に気にしてないよ。雑談のセンスが悪いだけだと思ってる」と笑っていました。

その程度で良かったと安心する一方「でも、そんな細かなこと気にするんだったらさ」と妻の矛先は別のベクトルで僕の方へ。

「実家に帰ると本当に何にもしないよね。そんな些細な会話のこと気にする割には、食器洗いはしないし、食べた後の食器は戻さないし。子どもの頃からそうだったんだろうね」とピシャリ。たしかに…。

妻の言う通り、僕は実家で何もせずに過ごしてきました。

でも次に実家で帰った時に、突然、食事の準備や後片付けをする自分がイメージできません。なんか、やるのが照れくさい気さえします。
そんな心情を話すと「それはかなり重症だね」とあきれられてしまいました。本当、無意識に「ただやっていなかった」ということに気づいた瞬間でした。

妻の帰省ブルーなムードを変えるのはダンナだけ

妻からは「もし本当に実家での家事を『照れくさい』という理由でやらないんなら、私が『ホラ!やってよ!』って言うから、『はーい』って言ってやれば?」と言われました。確かにそれなら、やりやすいかも…と思ってしまった僕は、ホント重症だなと思いました…。

すでに妻は「ダンナの実家は疲れるもの」とあきらめの境地に達しており、あまり帰省で感情が左右することはないそうですが…。あまり実家を冷めすぎた目で見られ続けるのはイヤなのも正直なところ…。

妻の家族でもあり、実家の家族でもある僕だからこそできることが多いし、僕が雰囲気を左右するにもかかわらず何もできていなかったなあ、と反省しました。

世の中では「#帰省ブルー」というタグが流行っているとのこと。ツイートを見ると、他人事とは思えない内容が続いていました。

結婚してもう5年目。ちょっと遅すぎるのかもしれませんが、次のお正月は夫婦でもう少し楽しめるように、妻がもう少し気が楽になるように、努力しようと思います。

柳沢 裕也