とくに0歳児は実家に帰れば、それはそれはアイドルで、みんなに幸せを振りまいていました。
いろんなところで会う親戚にもとても可愛がってもらったのですが、このお盆の間に「母乳?」と3回尋ねられました。妻側の親戚にはそんな人はいないのに……。

「母乳?」というフレーズに僕は最初、意味がわかりませんでした。
でも、妻がスムーズに「基本は母乳で、保育園で困らないように1日に1度は必ずミルクをあげるようにしています」と答えているのを見て、「あ、完全母乳で育てているかどうかを聞いていたのか」と理解しました。

「母乳?」と聞く人はもう本当、 うちの子を抱っこして二言目には聞く感じなのが印象的で、決まって50代以上の女性です。そんな身体の事を二言目に聞いてくる感じが、自分にはショッキングでした。

そして雑談中、我が家が男の子2人という点について「女の子の顔も見たくなる」と言われたり、「女の子2人より男の子2人の方が良いかもしれないね」なんてセリフもあり、「なんかヤダなあ」と思っていました。

すると妻が「でも、子どもが欲しくても授からないこともあるので、ありがたいなあと思います」とニッコリ。僕はまた「あ、ヤバい」と思いましたが、親戚一同「たしかに」「そうだねえ」と納得。和やかに話が進んでいきました。

帰り道に妻に謝罪するも的外れだった僕

ライフスタイルの違いや、子どもへの意識のズレで妻に嫌な想いをさせたんじゃないかなあと思って、帰り道の車中で僕は妻に謝りました。