とはいえ、できればブラック企業かどうかを入社前に確認したいもの。一概には言えないのですが、目安となるポイントをピックアップしてみました。
やはり、気になるのは離職率。面接時にはっきりと教えてもらえるかどうかはわかりませんが、離職率が高いところは常に人手不足で、長時間労働が当たり前になっている可能性もあるでしょう。
また、定期的に人材を募集しているところも常に人が辞めている可能性が高いと言えます。常に人が辞めるというのは、やはりその企業になんらかの問題があると考えるのはリスクヘッジになります。
採用背景にも注目です。業績拡大で採用するのではなく、売り上げなどが伸びていない場合は、今回の人材募集の背景を聞いてみた方がよいかもしれません。
そのほか、企業の口コミサイト、ブラック企業大賞のサイトなどを見てみると、その会社の一部を覗くことができるはずです。
まとめにかえて
上場している大企業などは、厚生労働省などの働きかけでかなり意識が高まり、労働時間の改善や働き方の改革が行われてきています。しかし、多くの中小企業では、経営陣を含め会社側の理解が足りない、人手不足で考えている余裕がないという状況の中で働いている人が多いと思います。
辞める余裕も転職活動をする余裕もない状況かもしれませんが、身体を壊してしまっては何にもなりません。以下のサイトなどを参考にして、自分の身を守るには何をすればいいのかを考えてみてはいかがでしょうか。
【参考資料】
厚生労働省 確かめよう労働条件
厚生労働省 違法な長時間労働を繰り返している企業に対する指導・公表ついて
厚生労働省 都道府県労働局 労働基準監督署 長時間労働の削減に向けて(違法な長時間労働の事例)
厚生労働省 過重労働とメンタルヘルス
安全衛生優良企業マーク推進機構
ブラック企業大賞