とことん議論してチームとしての決定を大切にする

仕事をしていく上で大切なチームワーク。部下を育てる時に大切にしたいことは、とことん議論してそこで決めたことを大切にするというスタンスです。上司は若手の部下からも意見をうまく引き出すようにして、チーム全体で密度の濃い話し合いをしましょう。部下・上司がお互いの意見を交えて決めたことならば、チームとしても一丸となり取り組むことができるはずです。

また、上司の気分や独断で変更するようなことは絶対にタブー。みんなの意見を大切にして、上司はその決定に対して全力でサポートすれば、部下のやる気をキープできるでしょう。

叱ると褒めるを上手く併用する

先ほど叱りすぎも褒めすぎも良くないということを書きましたが、アメとムチを上手く併用することで部下のやる気を引き出すようにしましょう。

たとえば、「そんなこともできないの?」とだけ言われたら傷ついてしまいますが、「○○はもう少し注意が必要だけど、○○は良かったよ」といったフォローつきの優しい言い方ならば、次は褒めてもらえるように頑張ろうと思えそうですよね。「期待しているから厳しく言うよ」という一言も、あるとないのでは印象が大きく変わります。

おわりに

上層部にも、部下に対しても気を使わないといけない管理職は、非常に大変な役回りです。ただ、人材を育てることは上司の責任でもあります。気苦労も多いでしょうが、部下に対しては「褒めてから叱る」というようにアメとムチを使い分けてやる気を削がないように配慮することが大切です。また、「部下の意見も尊重する」ことでチーム一丸となり仕事に取り組めば、パフォーマンスの向上にもつながるでしょう。

LIMO編集部